YouTuberヒカルのチャンネルに出演した際、前事務所の給料が月収10万円だったと、事実と異なる発言をしたことをXで謝罪したタレントのJOY。
実際のところ、給料はもっともらっていて、実はしっかりと賞与まで支払われていたというのだが、「バラエティで面白さを求められているため、かなり誇張してしまったというのが事実です」と、虚偽発言してしまった経緯を説明している。
動画を盛り上げたい一心のサービス精神が裏目に出ているわけだが、話を盛りまくってしまうのはJOYに限ったことではなく、芸能界では日常茶飯事のようだ。エンタメ誌ライターがその実情を話す。
「例えば7月16日に放送されたバラエティ『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で、中山忍が姉・中山美穂のライブを見に行って大はしゃぎしすぎて怒られた、というエピソードを語った…と振り返りました。しかし実際は、姉に怒られたという事実はなかったようです。番組放送後には本人から『お姉ちゃん、怒ってないよね』とクレームを受けてしまったと、過去の〝ウソ〟について説明していました。これに関しては、明石家さんまは『盛らなきゃ。トークは盛らなきゃ』と、全力でフォローしていましたが…」
そんな〝盛りすぎ〟カミングアウトが、7月25日の「トークィーンズ」(フジテレビ系)でもあった。
この日、ゲスト出演したSnow Manのラウールが「これまで数多のインタビューでウソついてきました」と、サービス精神から話を盛ってしまう癖があることを吐露した。
また、番組レギュラーの指原莉乃はフットボールアワーの後藤輝基にLINEで相談したところ、巻物ぐらいの分量の返信が届いたというエピソードトークをこれまで多くの番組で披露してきたが、実際は大した分量ではなかったと打ち明けている。
「話を盛ることは『あるある』なのでしょう。バラエティ出演が多い芸能人ほど、今回のJOYの気持ちは理解できるはずです。ただし話を盛るにせよ、自分個人だけで完結する誰も傷つけない内容ならいいのですが、給料問題などしっかりとした信頼関係が構築できている相手とのエピソードはいただけません。なぜなら、JOYがお世話になっていた事務所がネット上でブラック企業扱いされてしまったわけですからね。謝罪ムーブを取るのは当然です」(エンタメ誌ライター)
バラエティタレントは爪痕を残すために、日々ネタの盛り具合に頭を悩ませていることだろう。だが、その盛り方こそセンスといえる。ぜひトラブルの起きない、いい塩梅の〝盛り〟で視聴者を楽しませてほしいところだ。
(本多ヒロシ)