「妻への束縛が強烈過ぎる」
世の女性たちが抱く、お笑いトリオ「パンサー」の尾形貴弘のイメージだ。
ちなみに、人気バラエティ「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」(カンテレ)で敢行された20代・30代女性からのアンケート「付き合ったら疲れそうなのは誰?」ランキングで、尾形は投票の過半数を超える票を集めて、ダントツの結果を出している。
そんな「束縛がキツ過ぎて、付き合ったらしんどそう」というネガティブなイメージの尾形だが、さらに悪いイメージを色濃くする事態となってしまった。
問題となったのは、尾形が「ドッキリの仕掛け人 モニタリング中ターゲットのエグい秘密知っちゃっても一旦は見て見ぬフリをする説」で、後輩芸人から逆ドッキリを仕掛けられる羽目となった、7月24日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の逆ドッキリ企画だ。
表向きの流れは、尾形が自宅での飲み会中、可愛がっていた後輩芸人に説教をかまして家を飛び出し、その後の後輩芸人の様子をモニタリングするというもの。だが、仕掛け人を務めた後輩芸人は尾形がいなくなったのをいいことに、その自宅でやりたい放題するというわけだ。
そこで尾形がドン引きした後輩芸人の豹変ぶりは凄まじかった。勝手に冷蔵庫を物色し、水道の水は出しっぱなし、尾形の歯ブラシで排水溝の掃除をしたりといった〝ありえない〟嫌がらせを展開。さらに「死ねえ~っ」と尾形への暴言を叫んだりと、ヤバイ裏の顔が明らかになった。
それでも尾形は「全カットした方がいいすよ、こんなんOAされたらコイツ売れないですよ」と、後輩を気遣う一面を見せた。この態度に出演者からは称賛する声が上がったが、夫婦の寝室にまで侵入し、尾形の妻・あいさんのオレンジ色のランジェリーを持ち出すと、ついにブチ切れてしまった。
尾形はスタッフの制止を振り切って自宅に戻り、怒りを爆発させると、スタッフが急いでネタバラシしたが時すでに遅し。「もういいかげんにしろよ、マジで」「何の検証だ。やっていいこと悪いことあんでしょうが」と、怒りがなかなか収まらなかった。
エンタメ誌ライターは、後輩芸人がタブーに踏み込んでしまったと話す。
「妻のあいさんに関する度を越したエピソードを尾形はいくつも持っています。夜中にあいさんを突然起こして『あいちゃん、まさか不貞とかしてないよね』と問い詰めたり、あいさんが使用した後のトイレの匂いを確認したり、少し異常性があります。2019年の話になりますが、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、尾形の嫉妬心を検証する企画が放送されました。『もしも奥さんがナンパされたら』という内容でしたが、あいさんがイケメンナンパ師にナンパされる様子をモニタリングした際、完全にブチ切れて、仕掛け人の田村淳に殴りかかる寸前でしたからね」
今回の検証で「束縛がキツ過ぎて、付き合ったらしんどそう」のイメージを増長させてしまった尾形だが、妻への愛情が本物だと再び証明したことにはなる。ならば、そこまで愛される妻は幸せだと言いたいが、世間の冷ややかな反応を見る限り、そんな簡単な話ではないのかもしれない。
尾形をイジる際は、視聴者がヒヤヒヤするだけの〝あいさんネタ〟は少し気をつけるべきだろう。
(田中康)