このドッキリは果たして彼らにとって良かったのかどうか?なんて気にさせられる。5月12日放送の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)でオンエアされたお笑いトリオ・パンサー尾形貴弘に対するドッキリのことである。
その内容は「パンサーにもう1人、新メンバーが入ってきたら?」というもの。勝手にYouTubeを始めたり1人でパチンコの営業を入れるなど、やりたい放題の尾形に、このまま3人で活動を続けていく“愛”があるのか? 不信感を募らせた菅良太郎、向井慧が仕掛人となって試す企画だった。ところが…。
「菅から今後について相談があると呼び出され、メンバーを4人に増やしたいと告げられた尾形は、最初は明らかに不満そうでした。しかし芸歴0年の新人を入れることでグループとしてのキャリアもリセットされ、今話題の『第七世代』に入ることができると言われると乗り気に。ところが、今度は4人のギャラ配分について気になり始め、『そいつは0年目なんだから、ほぼノーギャラでやんなきゃダメ』とイチャモン。分配を『3:3:3:1』と、新人を1にしようと強行に決めようとします」(芸能ライター)
しかし、ここから尾形のさらなる本性が現れる。メンバー増加を言い出した張本人である菅、そして向井がギャラのパーセンテージを10%ずつ減額してもいいからグループを大きく変えたいと告白。結果、4人の取り分は、尾形、菅、向井、新人の順に「4:2:2:2」とダントツで尾形が多くなることが判明。すると尾形の表情がパッと明るくなり、「オレ、4、もらえるの!?」「いいの?それ」とニヤケ始めたのだ。
この後、その気になる噂の新人候補を菅が呼び出して、尾形と対面させることに。それが、なんとセネガル人の父と日本人の母のハーフで、モクタール・ディウフという27歳のモデル。尾形は新メンバーが外国人であることにまずビックリ。
さらにこのあと、リアルにサッカークラブ「横浜FC育成部」の出身者というモクタールを前に、大学サッカーの名門・中央大学卒業の尾形も、敵意むき出しでリフティングなどを披露する一幕もあった。
ただ、モクタールが尾形に“あこがれている”(設定上)ことを知ると、メンバー入りを認め、「今度飲みに行こう」と、気前の良さを見せていた。
尾形本人ヘのネタバラシは翌週オンエア分になるとのことだが、SNS上では金に汚い一面が露呈した尾形に「最低やな」「尾形が相変わらずひどくて笑える」と、ドン引きする声が続々。
お笑いファンには、すっかりおなじみとなった、尾形の安定のクズっぷりだったが、ギャラの分配などをめぐり、3人の仲がマジで悪くならなければいいのだが…。
(魚住新司)