8月4日深夜から5日にかけてSNSを騒がせているのが、タレントのフワちゃんがピン芸人のやす子へと送ってしまった恐ろしい投稿だ。これが、フワちゃんの芸能人生を揺るがさんばかりの議論となっている。
コトの発端は8月2日、やす子がXに「やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆 優勝でーす」と投稿したこと。これに対してフォロワーからは温かい賛辞が送られていたが、中にとんでもない誹謗中傷が紛れていたのだ。それがどうやら裏垢と間違えたフワちゃんの投稿だった。
「おまえは偉くないので、死んでくださーい。予選敗退でーす」
文章の合間に半笑いと拍手の絵文字をいくつも重ねた悪質な投稿だ。
これに対し、やす子が「とっても悲しい」と投稿すると事態は一変。自らの〝誤爆〟に気づいてあわてたフワちゃんが「本当にすみません 今ここで皆さんに報告することではないのですが、言っちゃいけないこと言って、傷つけてしまいました ご本人に直接謝ります」と、返答したというわけだ。
しかし、一度拡散してしまったものは元に戻すことはできない。世間からは「フワちゃんは二度とテレビに出てはいけない」など、批判が相次いでいる。エンタメ誌ライターが話す。
「現在、本人は相当あせっているのではないでしょうか。誰かに乗っ取られたとウソをつくことができたはずですが、それをしなかったことはもう隠せないと考えたのでしょう。だから直接謝って許してもらおうという判断をしたと思われます」
だが、フワちゃんの「直接謝ります」というコメントが世間の怒りの火に油を注いでいる。
というのも、今回巻き起こっている大ブーイングの中に、イジめられた過去を持つ一般コメントがあふれているから。それによると「直接謝る」というのは、イジメがバレて追い込まれた加害者が取る最も卑劣な行為の1つだという。ここで社会問題に詳しい週刊誌記者が話す。
「悪意のこもった『死ね』ではくて、半笑いの『死んでくださーい』は、学校のイジメ問題などで取り上げられる、罪のない相手を見下した最も卑劣なイジメ語だと言われています。実際、過去にはそれと似た言葉を投稿されて自殺した小中高生がいますからね。殺人未遂用語と言っていい、根絶すべきイジメ用語です。それをフワちゃんが投稿したわけです。さらに、マズいと思って直接謝るという手段は、散々イジめてきた加害者が『今までは悪かったがこれからは仲良くいこう』という空気を作る、被害者が最も嫌がるやり口だと言われています。簡単に言えば、自分に対して『死んでくださーい』と言った相手に直接会うだけで恐怖を感じるし、ましてや謝罪しただけで水に流そうなんて甘すぎる」
やはり、SNS上ではやす子がフワちゃんに二度と会う必要はないという声が圧倒的だ。「ここで会って許したら誹謗中傷やイジメはなくならない」と、真剣に意見する人もいる。さらに、前出のエンタメ誌ライターが穏やかではない意見を加える。
「今回はバレてしまいましたが、あの手慣れた誹謗中傷内容を見て、過去にフワちゃんが気に入らない芸能人に対して、裏垢でこうした行為を繰り返した可能性を示唆する人が大量発生しています。そればかりは推測の域を出ませんが、多くの人たちの分析を読むと『なるほど』と疑ってしまいますね」
今後、フワちゃんと懇意にしている大物芸能人たちがどう出るのか。これはなかなかの芸能スキャンダルかもしれない。
(田村元希)