タレントのpecoが、ネットニュースに使われる写真が「90パーセントの確率で7、8年前のとにかく不細工な瞬間の写真」「あれをチョイスする意図が知りたい」と不満をぶちまけたのは、8月7日放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)でのことだった。
そんなpecoの叫びを聞いた若槻千夏は、実際にメディアにその不満を伝えた女性芸能人のエピソードを暴露。
いわく、その芸能人は「私のネットニュースの写真がブスすぎるから、次からこれにして下さい」と、SNSを通じて画像を5枚ほどメディアに提供していたというから驚きだ。
ところが、その提供した画像は使われることがなかったという。若槻はそのことについて「記者にまったく響いていない」と面白がったが、はたしてそうなのだろうか。ネットメディア編集者が語る。
「芸能人本人とやり取りすると、何かスキャンダルがあった時に使いづらいですし、記者によっては忖度しかねないという危険があります。写真の良し悪しより、そこが重要かもしれませんね」
21年には、タレントの矢口真里や手島優がブサイクに見える写真ばかり使われていることにクレームを出し、自分たちで写真を提供していたが、実際に使われた形跡はない。
しかし、ネット記事の写真に不満を抱いているのは女性タレントだけではないようだ。
5人組ロックバンド「Novelbright」のボーカル・竹中雄大は昨年4月に「毎度写真がかなり昔の物か絶妙にブサイクな物ばかり使われているので、今後はかっこよく歌ってるこの写真か振り切ってブサイクなこの写真を使っていただけると幸いです」とコメントして、やはりXを通じて媒体側に要求をしている。だが、こちらは見事に提供された写真が採用されて、本人が歓喜の投稿をしていた。
提供画像を使う使わないはメディアによるだろうが、単に「相手のお騒がせ度」を見ていると言ったら、本人たちに怒られるだろうか。
(本多ヒロシ)