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「柔道界のタブー」にズバズバ斬り込んだ五輪金メダリスト・石井慧の「鋭すぎるダメ出しと分析」

 北京五輪の柔道金メダリストで総合格闘家の石井慧が、自身のインスタグラムで敗血症を患っていたと明かしたが、退院早々の8月20日、柔道系YouTuberドンマイ川端の動画に登場。先のパリ五輪における、柔道日本代表の戦いぶりをブッタ斬った。

 石井は男子100キロ級の日本代表・斉藤立の父親で、ロスとソウル五輪の金メダリストである故・斉藤仁さんに師事。国士舘大学時代に監督だった斉藤氏から猛烈なしごきを受けて、金メダルを獲得した。

 メダル獲得直後のインタビューでは、

「オリンピックのプレッシャーなんて、斉藤先生のプレッシャーに比べたら、屁の突っ張りにもなりません」

 と発言し、新語・流行語大賞の候補60語にノミネートされた。スポーツ紙記者が振り返る。

「斉藤氏が就職先を斡旋しようとしてモメにモメて、石井は総合格闘技転向を決意。21歳にして、柔道界から引退することになってしまいました。それゆえ『柔道界の異端児』と呼ばれており、何も気にせずズバズバと発言できる」

 石井はあえて、最後に斉藤の戦いぶりに言及。斉藤は個人・混合団体の2日間で5敗を喫したが、混合団体では銀メダルを獲得。会見でのお茶目なキャラや、まるで昭和の男性のような言動がクローズアップされた。

 自身も国士舘大学出身で、石井の後輩の川端は、

「もうホンマ、言葉選びに気を付けて下さいね」

 とクギを刺す。石井は病床で試合を見ていたことを明かすと、

「準々決勝と準決勝の間で回復できないということは、練習量が足りない。たぶん、怒る人がいない、高校の時からプレッシャーをかけれらてないんじゃないか」

 かつての自身の環境と比べ、ズバッと指摘した。さらに斬り込むと、

「見てたらバネもあるし、柔らかいし。160何キロ? 太りすぎ。斉藤先生に教えてもらった立場からしたら、組み手がおおざっぱすぎ」

 ド直球を投げ込み続けたのである。

 敗者復活戦で、斉藤は関節技で参ったして一本負けを喫したが、

「俺が同じ立場だったら、殺されてるで。折れる方、選ぶもん」

 激しく本音をブチまけたのだ。前出のスポーツ紙記者が言う。

「この動画は全くウェブメディアで記事になっていません。というのも今や、柔道界で斉藤立についてネガティブな発言をするのはタブー視されているから。でも石井にとっては、全くお構いなしです。多くの柔道関係者の胸中を代弁してくれました。石井が斉藤を徹底指導すれば、もっと強くなるはずです」

 今後も柔道界の発展のために、ご意見番的な役割を果たしてほしい。

(高木光一)

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