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「脚に力が入らない」難病手術に朗報!阪神・湯浅京己に2025年開幕戦の復帰が見えた

 阪神は8月25日、湯浅京己投手が「胸椎黄色靱帯骨化切除術」を終え、同日に福島県内の病院を退院したと発表した。

「黄色靱帯骨化症」は2万人に1人が発症するという国指定の難病で、湯浅は今年に入って身体に強い違和感を感じるようになり、悩んだ結果、手術を受けることを決断したという。

 湯浅は2022年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得しブレイクすると、23年はシーズン前に行われたWBCで侍ジャパンに選出され世界一に貢献した。

 ところが守護神を期待された同年のペナントレースは不振を極め、15試合の登板に終わるという不本意な結果に。オリックスと対戦した日本シリーズでは2試合に登板し、ゲームチェンジャーとなってシリーズの流れを阪神にたぐり寄せる働きで日本一に力を貸して、湯浅復活を印象づけたのだが…。関西の野球記者が寂しい表情で話す。

「日本シリーズの姿から、2024年はアレンパの戦力となることを期待されました。しかし、春先から調子がまったく上がらず1軍登板はゼロ。2軍での登板も7月10日が最後で、その後は湯浅に関する報道がなく、ファンからは消息を心配する声さえ上がっていたほどです」

 調子が上がらなかった原因が病にあり、手術でその原因が解消されたのならひとまずは安心と言えそうだが、肝心の復帰はいつ頃になるのだろうか。

「湯浅と同じ病気と診断され手術を受けたプロ野球選手が複数います。現役選手では、DeNAの三嶋一輝投手が22年8月に手術を受け、23年は開幕1軍入りを果たし27試合に登板。今シーズンもここまで7試合に登板しています。22年10月に同様の手術を受けた中日の福敬登投手は23年に29試合登板し、今年は13試合で防御率1.54と数字を残していますね。さらに、昨年10月に手術をしたロッテの岩下大輝投手は今年5月に1軍復帰を果たし、ここまで21試合に登板しています。これらの例から、湯浅はリハビリが順調に進めば、来年開幕には間に合うのではないかと言われています」(前出・野球記者)

 湯浅は同日、自身のインスタグラムを更新して「軸脚に力が入らなくなり、このまま投げられなくなるのではないかと不安な気持ちでしたが、たくさんの方々に支えていただき、無事手術を終え退院することができました」と報告した。

 続けて「今日から新たな気持ちで、また元気に投げる姿を見て頂けるよう、リハビリ頑張ります!必ず甲子園のマウンドに戻ります!!」と、力強く宣言している。

 残念ながらアレンパに向けての貢献は叶わないが、湯浅の復活は阪神ファンに新たな心強い出来事となりそうだ。

(石見剣)

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