KAT-TUNのメンバーで夫・中丸雄一の不倫騒動に見舞われたフリーアナウンサーの笹崎里菜が9月2日に放送された「ネプリーグ2時間SP」(フジテレビ系)に出演した。
笹崎は「名門大出身アナウンサー」チームの一員だったわけだが、番組冒頭で出演者のネプチューン堀内健から「いろいろありました、笹崎さん」と紹介される、スキャンダル織り込み済みの存在だった。
しかし、続けて「皆さん、いろいろ言葉遣いに注意してください、傷つけないように」と気づかわれると、笹崎は「普通で大丈夫です」と苦笑いで対応した。
そんな笹崎はさっそく、1問目のクイズの答えだった「聖火リレー」の「リ」を「ラ」と書き間違えスタジオ中に笑いを巻き起こした。すると「ホントごめんなさい、ちょっと今いろいろあるみたい、私」といきなりネタにする彼女に、出演者は爆笑。
笹崎のギアはさらに上がりまくる。次の「モンスターハンター」を答える問題では正解こそ導き出せたものの、解答まで時間を要してしまったことで、今度は「ちょっとゲーム最近やってなくて…ちょっと考えること他にいっぱいあって…」と、立て続けに不倫自虐ネタを繰り出した。週刊誌記者が感心する。
「出演者は爆笑の渦でしたね。笹崎の口から出る『いろいろ』はもちろん、夫の『アパ不倫』を指しているわけですが、ホリケンがこのネタを〝取り扱い注意〟としてクギを刺したことがむしろ功を奏して、冒頭から笹崎の独壇場となりました。ここまで自分が被害にあった不倫ネタをバラエティでお笑いネタとして繰り出せた〝サレ妻〟は前代未聞です」
中丸の活動中止の間、笹崎は自らが仕事を頑張って夫を支えることを宣言していた。しかし、そうした妻の姿を発信していきたいという希望を持つ一方で、中丸からは発言することを止められているという報道があった。そうした不満が今回の出演、そして自虐発言へと繋がったのではないか。
「夫に対するささやかな抵抗と言っていいでしょう。今回の出演で笹崎は主導権を握ったと言っていいですし、番組全体で笹崎の今後の活躍を押している雰囲気でした。おかげで同性視聴者からはエールが送られているようですし、いろいろ視野が広がったのではないでしょうか」(前出・週刊誌記者)
中丸が止めようと、不祥事で仕事を失った夫に代わり、自身がテレビ出演など前に出る仕事を増やして家計を支えていくことは必要だろう。
〝サレ妻〟としての目標は佐々木希だという笹崎だが、周囲が離婚を勧める中で決して夫を見捨てず、自身が稼ぐことで夫を支え続けて共感された佐々木のように、笹崎は中丸が復帰するまで頑張ることができるのか。そのためには今回の自虐連発のように、バラエティでの「汚れ仕事」も厭わないという覚悟なのだ。
(石見剣)