女優・佐々木希のジュエリー金銭トラブルが新展開を迎えている。
このトラブルは、佐々木が長女のためのジュエリーを発注した際の職人との間で勃発したものだが、期限を大きく超過しても支払いのない佐々木に対し、職人が業を煮やして取引を停止したのだ。
しかし、職人が請求したキャンセル料を佐々木の夫であるアンジャッシュ渡部建が支払い、これで一件落着かと思われていた。しかし実際は、渡部が職人に対して送った「これで全てが終われるのか? まだ遺恨が残るのか?」というLINEが、この問題が簡単には全面解決していないことを匂わせていた。
そしてそのキナ臭いムードの中、キャンセル料を受け取ったはずの職人側が「週刊女性」で実名を出した上で告発したのだ。
職人の名は宮澤紀充氏。告発によると、佐々木に対する不信感はジュエリー依頼の前からあったようだ。
宮澤氏が佐々木から最初のオーダーを依頼されたのは21年。向日葵をモチーフにした指輪を12月2日に納品したが、代金の28万円が振り込まれたのはその10日後で、佐々木は入金が済まないうちからインスタグラムに写真をアップしていた。
この後、佐々木は「インスタグラムでジュエリーを宣伝してあげた」という態度で、上下関係ができたような不信感を宮澤氏は感じたという。
だが、これには芸能記者が首を傾げる。
「ただ、お金を払う客側と代金をもらって仕事を受ける側で上下関係ができるのはそれほどおかしなことではない。特に相手が有名人の場合はよくあること。宮澤氏の職人としてのプライドの高さやこだわりの強さが、良くも悪くも感じられますね」
そして、23年4月に第2子である長女を出産した佐々木は、長女の誕生石を使ったジュエリーを宮澤氏に依頼する。
佐々木の「予算はいくらでもいい」という言葉を受け、宮澤氏は50万円の予算を設定したが、佐々木の反応は「高っ!」というモノだったのだという。
その後、佐々木は「予算は40万円以内で」と注文し、氏はそれに沿うよう材料などを調整。5月末日までの入金をお願いしたが、佐々木が期限を過ぎても振り込まなかったというのだ。
「予算はいくらでもいい」と言いながら、50万円という設定を40万円に下げたというが、これが事実なら、佐々木側に世間で言われるほど金銭的余裕があるわけではないことが伺われる。だからといって踏み倒しとなれば、また話は別だろう。
いずれにせよ、佐々木側が料金をなかなか支払わない理由を「仕事で時間がない」と説明し、振り込みについて〝チャレンジします〟と表現する佐々木に対し、宮澤氏はますます不信感を募らせていったというのだが…。
最終的に宮澤氏は佐々木に対しキャンセルを通達し、キャンセル料として66万円を要求。警察対応することなどを伝えた。それを渡部が支払ったという流れだ。
しかし、互いが不信感を持ったままなのは事実で、高額キャンセル料を入金した渡部のLINEが公開されたことで、事態はすぐには沈静化しないムードが漂っているというわけだ。
一方で、キャンセル料を受け取った宮澤氏が、ここに来て実名で佐々木とのやり取りを公開したことには「腑に落ちないことだらけ」と、前出の芸能記者が語る。
「宮澤氏は入金されたキャンセル料をすべて、能登半島地震で被災した石川県の水族館に寄付したと言っています。しかし、そもそも警察沙汰を口にて弁護士対応もしているのに、なぜ双方の話し合いで解決せずに週刊誌に告発したのか。そして破格のキャンセル料が適正なものなのか。ここにきて、佐々木側より宮澤氏側に疑問が募っている雰囲気です」
宮澤氏は「憤りの対象はもはや人ではなく、あらゆる物事の軽視や理不尽さに対してです。相手を気遣って動いている方々が負担、しわ寄せを受ける。必要のない疲弊を背負うことは何事においても理不尽です」と主張している。
佐々木側の今後の対応で、騒動がまだまだ違う側面を見せる可能性は残されているだろう。
(石見剣)