8月11日、長らく主砲を務めていた岡本和真に代わり、4番の座に昇格した巨人・中田翔。勝負強く、かつチームのためにと4番でありながら繋ぐ野球に徹している姿は、ファンにも好感されている。
9月21日の対DeNA戦では、2対1で迎えた6回にプロ2度目となる犠打を決めており、「調子の良い中田になぜ犠打を?」と、原辰徳監督の采配を疑問視する声があがる一方で、中田のチームバッティングにファンの評価は高まった。
そんな中、巨人党で知られるフリーアナ・徳光和夫が、東京ドームでの練習中に中田を呼び止めた。9月22日のYouTubeチャンネル〈徳光和夫の人生ジャイアンツ【日テレジータス公式】〉では、その際の両者のやりとりが公開されている。
徳光が感心した様子でこう話す。
「ジャイアンツグッズの売り場へ昨日行ってきたんですけど、背番号10番、売れてますね。むちゃくちゃ売れてましたよ。列を作ってましたもんね。その人たちと話したんですけど、背番号10番って、やっぱりもう、阿部慎之助から中田翔に変わったなと、お世辞じゃなくて、どうもそんな感じですよ」
これに中田は、
「いやいやいや、まだまだですけど…。本当ですか?」
と苦笑しながら謙遜するのだった。
巨人の背番号「10」の変遷を見ると、張本勲(76‐79年)、駒田徳広(88‐93年)、広澤克実(97‐99年)、阿部慎之助(01‐19年)と名打者が並び、昨季途中から中田が受け継いだ。
シーズンはCS進出をかけた終盤だ。チームバッティングもいいが、背番号「10」を背負った中田の、火を吹くような打撃をもっと見せてもらいたいものだ。
(所ひで/ユーチューブライター)