現在、ボクシング世界主要4団体のバンタム級のベルトは全て、日本人選手が持っている。そのうちのひとり、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人が「野望」を激白した。
千原ジュニアのYouTubeチャンネル〈千原ジュニアYouTube〉に出演した中谷はまず、対戦した相手は誰かと聞かれると、WBA王者の井上拓真を「指名」。
「僕は評価している選手のひとりなので、やってみたいなという気持ちは強い。徹底する力が強い選手で、試合によって当たるパンチをしっかり当ててくる選手なんで、そういったところがすごくワクワクする、ドキドキする相手だなと思います」
もしこれに勝利すれば、兄である井上尚弥(世界スーパーバンタム級4団体統一王者)が待っているであろう展開を、ジュニアが指摘。中谷はガッチリと受け止めた。
「階級が近くなってきたので、そういう声もたくさんもらいますし、もちろん自分自身も意識している選手。強い選手とやってナンボっていうところは持ってるので、そこを求めて頑張っています」
その上で、オスカー・デラホーヤ(アメリカ)、マニー・パッキャオ(フィリピン)のわずか2人しか成し遂げていない「日本人初の6階級制覇」の可能性を問われて頷いた。
「そうですね、身長的にいえば。あとは肉付きをどうやってするか…」
173センチの身長と26歳という年齢を踏まえれば、スーパーバンタム級、フェザー級、スーパーフェザー級まで上げていく可能性は十分にあろう。
一方、井上尚弥は現在のスーパーバンタム級で4階級目。身長165センチ、31歳の年齢を考えると、次のフェザー級が限界かもしれない。
「モンスター」同士の戦いの実現を心待ちにしたい。
(所ひで/ユーチューブライター)