「芸能界一の嫌われ者」「クズエピソードのデパート」と呼ばれているのが、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓だ。
かつて、人気バラエティ「逃走中」(フジテレビ系)では仲間を裏切って自首し、賞金を獲得するというクズムーブをかまし、バラエティとは思えないほど炎上したことはあまりに有名だ。
そんなクズ芸人の鈴木が自身の親のクズっぷりについて言及したのが、9月26日に放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)だった。
なんでも、鈴木の親は借金額が3ケタにのぼるほどの重度のギャンブル好きで、見かねた鈴木が「もうギャンブルはするな」と伝えて、借金を全額返済した過去があるという。
しかし、返済した1年後にはまたもやギャンブルで借金をしていることが発覚。今度はこれに鈴木の妻が激怒して「勘当」を言い渡し、現在は絶縁状態に突入しているというから笑えない。
そしてこの日、番組には鈴木の母からこの件に触れたメッセージが寄せられた。
文面には「現在は改心して借金はしておらず、奥さんにも迷惑をかけました」と、反省の色が見てとれた。ところが「ただ、息子が借金を返すのは育ててやったんだから当たり前だ」という強烈なひと言でメッセージが締められていたことで、さすがにスタジオでは悲鳴が上がってしまった。
これには自身をクズだと自覚している鈴木でさえ「いやー、本当に妖怪みたいな親なんですよ」とあきれ果てていた。一方で、エンタメ誌ライターは鈴木の母のメッセージについて独自の見解を述べる。
「真正面から受け止めて、鈴木の親の考え方を異常だと感じた視聴者が多いのですが、鈴木がクズ芸人として売っているからこそ、あえて番組が盛り上がるようなジョークで後押しした可能性はありますが…」
仮に母親の文面がジョークだとしても、ギャンブル病のDNAを受け継いでいる鈴木はやはり、カネに関しての考え方が大概なレベルと言っていい。とりわけひどかったのは、2021年放送の同番組で披露したエピソードだ。
鈴木は飲食店でのプライベートな食事中に、たまたまナインティナインの矢部浩之に出くわした。瞬間的に鈴木は先輩の矢部に食事代を奢ってもらえるパターンだと確信し、ひと言だけ挨拶を済ませたあと〝奢ってもらう〟ことを前提にバカ食いとバカ飲みを展開するのだ。結果、その時の飲食代が12万円にも膨らんでしまったというから驚くしかない。
ところが、同じテーブルで食事をしていたわけではない矢部が奢ってくれることはなかった。当然、鈴木は自腹で高額会計を済ませることになったわけだが、
「鈴木は奢ってもらえなかったことを相当根に持っていて、番組でわざわざこのエピソードを話して矢部への不満をアピールしました。その様子を見た番組MCだった松本人志が『ホンマにヤバイなコイツ…ちょっと鳥肌出た』とドン引きしてしまったほどです」(前出・エンタメ誌ライター)
親が親なら息子も息子。少なくともお金絡みの考え方が常識よりかなりズレているだけに、一番苦労しているのは鈴木の妻であることは間違いない。
(本多ヒロシ)