ボクシング世界バンタム級の頂点に君臨するのは、4人の日本人王者だ。中谷潤人(WBC)、井上拓真(WBA)、西田凌佑(IBF)、武居由樹(WBO)を、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏が、自身のYouTubeチャンネル〈具志堅用高のネクストチャレンジ〉において、パワー、スピード、テクニック、スタミナ、メンタルの5部門でその実力を数値化した。
前提として、4団体世界スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥を各5点満点として、具志堅氏の評価は以下の通りとなった。
中谷:パワー4、スピード5、テクニック4、スタミナ4、メンタル4(合計21)。
井上:パワー3、スピード4、テクニック3、スタミナ4、メンタル3(合計17)。
西田:パワー3、スピード3、テクニック4、スタミナ4、メンタル4(合計18)。
武居:パワー4、スピード4、テクニック3、スタミナ3、メンタル3(合計17)。
中谷に唯一の5をつけた具志堅氏は、次のように言って称賛を惜しまない。
「倒すパンチが速い。相手には見ることができないと思うんだ、パンチが飛んでくるのは」
ここで「番外編」として、バンタム級の世界ランカーとなった那須川天心の評価に移る。するとパワー4、スピード5、テクニック5、スタミナ5、メンタル4(合計23)で、合計点はどの世界王者をも上回る高評価だった。
具志堅「スピードはチャンピオン以上ですよ」
スタッフ「4人(の日本人王者)を超える?」
具志堅「速いね」
具志堅氏の見立てでは、いつ世界王者になってもおかしくないという那須川。来る10月14日のWBOアジアパシフィックバンタム級王座決定戦、那須川VSジェルウィン・アシロ(フィリピン)を楽しみに待ちたい。
(所ひで/ユーチューブライター)