3月23日になんばグランド花月での初ワンマンライブが決定するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのお笑い芸人「8.6秒バズーカー」。デビューから史上最速のワンマンライブ開催が注目されているが、彼らにとってもうひとつのハードルが、4月4日に開催する東京・ルミネtheよしもとでのワンマンライブなのだという。お笑いに詳しい芸能ライターが説明する。
「8.6秒バズーカーはバラエティ番組『オサレもん』(フジテレビ系)で注目度が高まり、最近は『しゃべくり007』(日本テレビ系)にも出演するなど、テレビで見かける機会は増えています。しかし彼らは関東ではほとんど、人前でネタを披露したことがない。せいぜい番組の公開収録程度で、新宿のルミネtheよしもとや渋谷のヨシモト∞ホールにも出た経験がないんですよ」
つまり関東のお笑いファンは、まだ誰も彼らの漫才を実際に観たことがないというわけだ。だが人気急上昇中とあって2月には、よしもと幕張イオンモール劇場のお笑いライブに出演が決定。同劇場の公式サイトでは、10期以上も先輩のウーマンラッシュアワーと並んで8.6秒バズーカーの出演が告知されている。
晴れて関東進出も果たす8.6秒バズーカー。だが、彼らの漫才がウケるかどうかは未知数で、むしろ厳しい洗礼を受ける可能性もある。
「世間では『ラッスンゴレライ』は知っていても、コンビ名は知らないという人が多いのもまた事実。1月27日の『オサレもん』では新ネタで勝負したものの敗退し、ゲストのアイドル岡井千聖(℃‐ute)からは『やっぱり“ラッスンゴレライ”が見たかった』と言われてしまいました」(前出・芸能ライター)
もとより二丁拳銃やオジンオズボーンなど、東京進出に失敗した吉本芸人は少なくない。しかも彼らの場合はまず、コンビ名を覚えてもらうというハードルも待ち受けているわけだ。