15年初旬、リズムネタ「ラッスンゴレライ」で注目を浴び、「吉本興業史上最速」となるデビュー11カ月で単独ライブを開催した8.6秒バズーカー。
ブレイク以降は日本テレビ系「しゃべくり007」などトーク番組にも出演。着実に活躍の場を広げている彼らだが、まさしく「芸能界の洗礼」ともいうべき逆風にさらされている。
ビートたけしは「ラッスンゴレライ」を評し「バカ大学の学園祭」とバッサリ。松本人志には「面白くない」と言われ、明石家さんまは「オリラジのパクリ」と酷評している。
そして何より、8.6秒バズーカーにとって最も厄介な逆風が、3月下旬からネット上で吹き荒れた。「原爆騒動」である。
コンビ名である「8.6」が8月6日に由来し、広島の原爆投下を揶揄している、「ラッスンゴレライ」は米軍が原爆を落とす号令、といった話がまことしやかに噂された同騒動。
「8.6秒バズーカーの先輩にあたる吉本芸人もネット掲示板で原爆揶揄の噂を広めるのに加担していたんですよ」
と語るのは、お笑い関係者である。
「吉本の若手芸人の間では『大して面白くもない8.6秒バズーカーがなんで大ブレイクしてるのか』といった話題で持ちきり。原爆騒動の際も『自分もネット掲示板に書いた』『絶対に引き摺り下ろす』と公言する売れない芸人が何人もいました」
先輩芸人も「加担」していた原爆騒動。後輩の足を引っ張るより、自身のネタを磨いてほしいものである。