10月25日から27日の「国内映画ランキング」(興行通信社調べ)が発表され、日本テレビ系の連続ドラマの劇場版「劇場版ACMA:GAME アクマゲーム 最後の鍵」が、初日から3日間で動員4万5700人、興行収入6300万円で、初登場4位にランクインした。
この世の全てを手にすることができる、99本の「悪魔の鍵」を懸けた究極のデスゲームに挑む主人公・織田照朝を、引き続き間宮祥太朗が演じ、SixTONESの田中樹、古川琴音、竜星涼らドラマのキャストに加え、新たに金子ノブアキと志田未来が参加している。
「今年4月期に放送されたドラマ版は、全10話平均で3.6%とコケてしまいました。にもかかわらず、最初から映画化ありきで劇場版の公開となりました。おそらく興行収入は、5億円にも届かないのでは」(映画ライター)
間宮といえば今年3月、主演映画「変な家」が公開されたのを思い出す。ウェブライターの雨穴によるウェブメディア記事、YouTube動画、その動画と連動した不動産ミステリー小説の映画化だったが、興収56億円のヒット作となった。
「変な家」と同じような作風だった、KAT-TUN亀梨和也主演映画「事故物件 恐い間取り」(2020年)は、興収23.4億円のヒット作に。
「その成功例を元に『変な家』が映画化されたのですが、関係者が『なんでこんなに客が入るのか分からない』をクビをかしげるほどの大当たりだった」(映画業界関係者)
春には笑って秋には泣きを見ることになった間宮だが、今年7月には晴れて結婚を発表。より一層、仕事での活躍が期待されたが、結婚後に幸先の悪いスタートとなってしまった。
所属事務所は6月に小栗旬が新社長に就任した、トライストーン・エンターテインメント。他に綾野剛、坂口健太郎、赤楚衛二ら主役級の所属俳優がしのぎを削るが、なぜか間宮だけ、主演ドラマの視聴率や映画の興収に「波」がありすぎる。
「この状況が改善されないと、代表作にはなかなか出会えないでしょうね」(芸能記者)
作品選びを考え直す時期にきたかもしれない。
(高木光一)