アイドルや女優といえば、かつては「トイレになんて行かない」存在としてファンから崇められ、また、そんなふうに神格化されるようなオーラを持つ者がスターと呼ばれ、活躍していたものだ。
もちろん今の時代、「アイドルは排泄しない」なんて信じているようなおめでたいファンはいないだろうし、そもそもそこまで神々しい輝きを放つ存在がいないのも事実。
とはいうものの、ついこの間までアイドルだった人物が、公共の電波で平然と「シモの悩み」を話すのはいかがなものかと思ったのが、11月5日放送の「カズレーザーと学ぶ。 芸能人健康診断SP」の島崎遥香だった。
「人に言えない体の悩み」という副題の通り、人前では少々言い憚られる体臭や便秘、尿トラブルなどをテーマに、出演者たちがそれぞれの体験や悩みを告白。専門家がその解決法や対策を語る企画だった。そこでぱるるは、
「頻尿ですね。とにかくトイレの回数が多い」
とぶっちゃけたのである。さらには、
「ライブ中だったりとか、舞台の時とかは絶対に、トイレのタイミングを台本に書くっていうことまでしないと、心配で心配で」
これに専門家がツッコミを入れる。
「でも今(収録中の)2時間くらい我慢できましたよね」
島崎はなんと答えたか。
「なんで(なので)、行きたいですよ、今も」
そんなことを言われたら今後、彼女を見るたびに「ぱるる、今トイレに行きたいんかな」とこちらが気になってしまうではないか。
もちろんそういう企画だし、かく言う私も頻尿の気があるので、多少たりともその苦しみはわかるが、それにしても…。
まだ続きがある。テーマが変わって「便秘」になった際には、共演者や街頭インタビューの一般人の便の悩みを聞いたあとで島崎が、
「今、みんなで便の話をしているだけで、便したくなっちゃう」
収録中にもかかわらず、「小」のみならず「大」までしたくなったと言い出す始末だ。
アイドル時代は「塩対応」で鳴らしていた島崎。今後は尿や便の話題に欠かせない「シモ対応」の元アイドルとしてやっていくのだろうか。
(堀江南)