芸能

テレビ復帰したい松本人志に「高額ギャラ要求」なら「もう出てくれなくていい」笑えない現場

 今年1月から続いていた松本人志と「週刊文春」のバトルが事実上、終結した。松本が発行元の文藝春秋などに5億5000万円の賠償を求めていた裁判は、11月8日に松本が訴えを取り下げる声明を発表したのだ。

「松本が取り下げた背景には、自分不在の番組がことごとくスムーズに進行していることに焦りを感じたから、と言われています。『人志松本の酒のツマミになる話』は千鳥・大悟が仕切っていますし、『まつもtoなかい』は松本がいなくても継続。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』では、後輩芸人が浜田をサポートしている。『ダウンタウンDX』も浜田が進行しています。松本は裁判がなかなか進まない中、年内に決着をつけないと自分が取り残され、忘れ去られる焦燥感に駆られたのでしょう」(芸能ジャーナリスト)

 ところがテレビ復帰したい一方で、民放各局に不信感を募らせている、との報道も。

「スキャンダル報道後、松本はXで〈事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす〉と『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演する意向を明かしていました。ところが吉本興業とフジテレビが協議した結果、出演が取りやめになったという経緯がある。松本は『ワイドナショー』に裏切られた、との思いを抱いたそうです。その際に『テレビにはもう出なくてもいい』とも言っていたそうで、後輩芸人たちはその強気ぶりに呆れ気味だったと…」(放送作家)

 この「逆ギレ松本」は、どこかで見たことがある。

「1997年9月、コント番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』の2時間スペシャルが放送予定でした。ところがこの日、フジテレビが出資しているヤクルト・スワローズのセ・リーグ優勝がかかった試合に急きょ、差し替えられたのです。その変更の連絡すらなかったことに松本側が激怒し、打ち切りを独断で決めました」(テレビ関係者)

 松本の「王様ぶり」は27年前となんら変わらないようだ。

「松本からすると、自分が復帰したいといえば、テレビ局が喜んで歓迎してくれると思っているのでしょう。しかし、裁判に注力するということで芸能活動を休業したせいで各局が対応に追われたことに、なんら責任を感じていないように見える。以前のように高額なギャラなどの厚遇を求めるのであれば、もう出てもらわなくてもいい、と考える局もある。そもそもナショナルスポンサーが彼の出演に『No』を突き付けるのでは…」(前出・放送作家)

 松本が「お笑いをやりたい」というのは自由だが、もはや純粋に笑えないのではないか。

(魚住新司)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き