昨年末、飲み会での性加害騒動を「週刊文春」に報じられた松本人志が「事実無根」だとして起こした裁判は長期化すると思われたが、急転直下、11月8日に松本が訴えを取り下げ、裁判は終結することになった。
松本の飲み会に参加し、女性をアテンドしたと報じられた芸人をはじめ、メディアで松本を擁護、あるいは非難するコメントを発したタレントや有識者など数多くの人物が、これまた批判されるなどの影響を受けている。
そんな中、新たに「巻き込まれて」しまったのが、プロフィギュアスケーターの安藤美姫だ。ネット配信ニュース番組「ABEMA Prime」に出演した安藤は、裁判終結を選択した松本の判断に、こう持論を展開した。
「推定有罪は難しいところだと思う。白黒わからないところが多かったりとかする。しっかりと白黒ハッキリした方が、視聴者やファンにも伝わるものがあるかな」
玉虫色で終わった松本の判断を疑問視すると、こう付け加えたのである。
「私の立場で言うのも何なんですけど…」
この物言いに視聴者の脳裏をよぎったのは、安藤自身の「性加害スキャンダル」だった。
「お前の立場で何言ってる? 自分の言動を忘れたのかな?」
「ご自身の性加害騒動の白黒はっきりしなよ」
「未成年の男子生徒に手を出した安藤さん、おまいうだな!」
などと異論が続出したのだ。
安藤は今年6月、フィギュアスケートの教え子である16歳の少年との禁断交際、いちゃいちゃデートやキス現場を報じられ、猛批判を浴びた。
安藤は交際を否定した上で、X上で意味深な投稿を行った。
〈あなたたちは真実を知らない…どうしてみんな知らないことを信じるの…〉
安藤は報道から1カ月後、今回と同じく「ABEMA Prime」に出演した際に騒動を謝罪しているが、
「謝罪はしましたが、事実関係について白黒ハッキリさせたわけではないし、その後にスキャンダルについて語ったことはありません。なのに松本に『白黒ハッキリさせて』とは、どの口が言っているのかと批判されても仕方ないでしょうね」(芸能記者)
これを機にスパッと全てを語って、潔く白黒つけたらどうだろう。
(石見剣)