A MLBを目指すのは佐々木ばかりではない。海外FA権を行使した広島の九里亜蓮(33)に脈は?
D 大きな故障歴がないタフさは評価できますが、ウイニングショットがないのが懸案事項。今オフにレッドソックスからFAとなった上沢直之(30)とタイプが近いだけに、本命は国内球団だともっぱらです。
E 少なくとも、同じレッドソックスだけは避けたいだろうな(笑)。
C そうそう、在籍する吉田正尚(31)の奥さんは、九里が亜細亜大学時代から親しかった女性で、球界では知られた話。尾ひれがついて、当時は結婚寸前から破談になったとの噂話まで飛んだことがある。
B 同じく巨人の菅野智之(35)も海外FA権を行使しました。こちらは20年オフにポスティングによる移籍を断念していますよね?
D さすがに長期契約は見込めませんが、4〜5番手で単年10〜15億円規模の契約は固い。ポスティング移籍を表明した、中日の小笠原慎之介(27)よりは高評価を得ている印象です。
B 一方で、巨人の戦力ダウンは否めません。先発ローテの序列が下がったとはいえ、今季は15勝3敗の貯金「12」。その穴埋めには苦労しそうです。
A 国内FA権を行使しているソフトバンクの石川柊太(32)はその候補の1人。ただし、巨人よりも本命はヤクルトとオリックスだと言われている。
E 親会社の上役に石川の支援者がいるヤクルトが一歩リードしているようだ。同じ創価大学出身の小川泰弘(34)がいるのも大きい。
D むしろ巨人は、ファームからの内部昇格をアテにしているといいます。3軍ながら防御率0.19の園田純規(19)やMAX159キロ右腕の田村朋輝(20)など育成枠に成長株が大渋滞なんです。
A どちらかと言えば、FAで野手強化を目指すか。阪神の大山悠輔(29)には5年以上の長期契約を提示する見込みだとか。
E 大山は大阪の空気が水に合わないらしい。特に在阪メディアを苦手にしている。というのも、雑談でしゃべったことが、翌日の朝刊で1面に使われることもしばしば。警戒して、必要以上にメディアやチームメイトともつるまないそうだ。
A 大山は西武も獲得に動いている。それも、原口文仁(32)との両獲り。西口文也新監督(52)への〝ご祝儀補強〟かと思いきや、そうではないみたい。
C 西武は後藤高志球団オーナー(75)へのバッシングだけは逃れようとしている。今季はダントツ最下位も、退団した渡辺久信GM(59)をスケープゴートにして火消ししたばかり。目に見えてわかりやすい補強をしなければ、新監督を見殺しにすることになりかねないからね。
B どっちみちマネーゲームで西武に勝ち目はないでしょう。巨人はソフトバンクの甲斐拓也(32)の獲得にも動いていると報じられています。育成から成り上がった、いわば球団の顔。今季年俸の2億1000万円でも十分だと思いますが、チームに不満でもあるのでしょうか?
E 小久保裕紀監督(53)との間に溝が生じているって話だ。ファームで手塩にかけた若手を重用したがるのは、2軍監督から昇格したパターンのあるある。小久保監督も海野隆司(27)を起用して、甲斐がベンチスタートの日も増えた。日本シリーズでもやられている。
C 出場機会だけじゃなくて、小久保監督の〝口撃〟にも耐えかねていたらしい。ベンチでネチネチ皮肉を言われて、いい加減に辟易していたんだとか。
B でも、巨人に移籍すれば、さらに出場機会は減りそうですよ。国内FA権を行使せずに残留した大城卓三(31)やチームで最もマスクを被った岸田行倫(28)もいます。
C あげく阿部慎之助監督(45)も小久保監督に劣らず陰湿タイプで、自身がそうだったように「捕手でも打つのが当たり前」というマインドの持ち主でもある。DHのあるパ・リーグと違って、捕手でも小技だけでは物足りなくなるでしょう。
A それでも、過去に日本シリーズで甲斐のリードによって8連敗している。そのイメージが巨人フロントに強く浸透しているんだろうな。