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中日「戦力外の男」がイチゴ農園で大成功していた「第二キャリア」の成功術

 野球の国際大会「プレミア12」は惜しくも侍ジャパンが優勝を逃したが、日本代表選手が華々しい活躍を見せた一方で、日本のプロ野球界では11月24日までに、120人が戦力外通告を受けた。

 他球団と契約を結んで現役続行できるのはひと握りで、大半は別の職業を探すこととなる。

 このタイミングで放送されたのが、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)だった。11月24日の回にスタジオ出演したのは、元中日ドラゴンズの三ツ間卓也氏。高千穂大学、独立リーグを経て、2015年の育成ドラフト3位で中日に入団し、5年間の現役生活で77試合に登板。4勝15ホールドと目立った成績は残せなかったが、「第二の人生」で大成功を収めていたことが明かされたのである。

 球界を去ってから選択したセカンドキャリアは「イチゴ農家」。引退後に一念発起して農業学校に通いながらイチゴ農園で修行し、横浜に農園をオープン。イチゴ狩りと三ツ間氏とのキャッチボールを楽しめるコースがあり、足しげく通うプロ野球ファンがいるという。

 今や経営は軌道に乗り、年内にも2号農園をオープンする。MCの阿川佐和子から「野球より向いてたんじゃないの」と水を向けられて、こう答えた。

「ひとつのことをやりきるっていうのは、スポーツ選手は得意だと思うので、それでイチゴ(農家)にうまく転身できた」

 気になる収入だが、現役時代の最高年俸1600万円と同程度を稼いでいると明かしている。

 引退後に農家に転身したケースでは、日本ハムや巨人の中継ぎ投手だった河野博文氏が知られるところ。有機農法でネギやタマネギの栽培を始めると、わずか5年ほどで年商4000万円の大農家に成長した。あるいは元広島カープの戸田隆矢氏も、広島でレモン農家に転身。

 三ツ間氏は成功の理由を「根性と体力」と語っていたが、この3人に共通しているのは、元投手という点。野球のポジションとセカンドキャリアの適性に、何か関係があるのかもしれない。

 今後、球界では農家転身がトレンドになったりして…。

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