大晦日の「NHK紅白歌合戦」の出場者が発表されたが、期待されていた人気アイドルや大物アーティストの名前は見当たらず、NHKの苦労がうかがえるラインナップとなった。
過去最低の視聴率だった昨年の結果を踏まえ、今回はNHKもあらゆる方面へオファー。今年の活躍、世論の支持、番組の企画・演出という3つの要素を中心に選出したという。
「最も誤算だったのは、目玉にしたかったSTARTO ENTERTAINMENT所属のアーティストが2年連続で出場ゼロになったことでしょう。特にSnow Manには熱心にアプローチしていたそうですが、アテが外れたどころかゼロでしたからね」(スポーツ紙記者)
出場が有力視されていたB’zと中森明菜の名前もなかった。ただし、明菜に関しては出場の可能性がわずかに残っているという。
「特別企画の1つとして、事前収録の形で出場が実現するのではと期待されています。14年の『紅白』にスペシャルゲストとして出演した際には、ニューヨークのレコーディングスタジオと中継する形でしたが、今年はどのような形でも、と様々な案が検討されている状況です」(NHK関係者)
一方、初出場として注目を集めたのは、元キンプリの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太で結成した「Number_i」だ。「デビュー1年目での紅白出場は、人気、実力はもちろん、所属事務所の滝沢秀明社長の手腕だと思います」(前出・NHK関係者)
同じ初出場歌手として名を連ねたのが新浜レオン(28)だ。発表直後には、Xでも「新浜レオン、誰?」「お酢のCMの人だよね」「アイドル?」などトレンド入りするほどだった。
「初出場歌手の会見でも、新浜は『心を込めて、新浜レオン、がんばレオン!』と陽気なキャラ全開で喜びを表現したせいか、一瞬、現場はドン引きしていました」(スポーツ紙記者)
実は新浜は、2019年5月にデビューした演歌歌手。デビューシングル「離さない 離さない」がヒットし、〝若手演歌界のホープ〟と言われる逸材だ。
「日本自然発酵の公式アンバサダーとして『おいしい酢』のCMにも起用されています。父親も同じく演歌歌手で、あの『伯方の塩』のCMソングで有名な髙城靖雄さん。親子で塩と酢のCMソングを歌っていると一部で人気となっている演歌歌手です」(テレビ局関係者)
今年3月には木梨憲武プロデュース、所ジョージ作詞作曲の「全てあげよう」がヒットし、演歌ファンの間では人気急上昇。「ポスト氷川きよし」の声もある。
果たして、今年の紅白に隠し玉はあるのか。