政治

山本太郎「ずっとエンジンが火を噴いた状態で」/テリー伊藤対談(1)

 先日の衆院選で議席数を3から9に増やした「れいわ新選組」の山本太郎代表。2019年の旗揚げ以降、ブレずに消費税廃止を訴え続け、着実に支持を広げている。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」をきっかけに出会った2人が、これからの元気が出るニッポンを考える。

テリー この前の衆院選の投開票日に体調を悪くして、メディア出演をキャンセルされてましたよね。あれ、原因は何だったんですか。

山本 アナフィラキシーです。体の中のアレルゲンと何かが反応したみたいで。体力がムチャクチャ低下してる時にそうなります。

テリー 選挙中だったからね。

山本 というよりも、この10年ぐらい、自分の中のリミッターのようなものをずっと切って活動してるんですよね。だから、ずっと疲れてる状態で、いつの疲れなのかまったくわからないという。

テリー 1日の睡眠時間ってどのぐらいなんですか。

山本 睡眠は5時間とか。でも、5時間じゃ回復できないですね。

テリー 相変わらずいい体ですよね。鍛えてる?

山本 いや、鍛えてないですけど、もう4年ぐらいお酒を飲んでいないので。飲むと、どうしても締めのラーメンとか行っちゃうじゃないですか。

テリー ジムとかも行ってない?

山本 行ってないです。月に1回行けるか行けないか、海で遊ぶのをずっと趣味にしてますけど。

テリー サーフィン?

山本 そうですね。千葉へ行ったり。

テリー 運動神経いいから、うまいでしょう。

山本 いや。かなり難しいスポーツなんですよ。コンスタントに波があるわけじゃないし、波が来ても取り合いになるので、なかなかうまくならないですね。

テリー 行ったら泊まってくるの?

山本 いやいや。大体朝の4時ぐらいに起きて。で、昼から仕事ということが多いですね。

テリー じゃあ、休みなんかないんだ。

山本 私たちの仕事って、その人次第なんですよね。働き続けようと思えば、いくらでも働けるので。だから、今までリミッターをうまく付けてこられなかったというか。結構ずっとエンジンが火を噴いてるような状態だったと思います。

テリー 今回体調を崩して、少しペースを落としたりっていうのは?

山本 そうですね。一番痛かったのが、選挙本番で「ペースを落とさないと、またすぐなるよ」って言われたんです。その先に行くと肺炎だったり、他の病気につながっていくよ、と。

テリー それは困るよね。あと30年、40年は日本のために頑張ってもらわないと。

山本 少なくとも二階(俊博)さんになるぐらいまで。あの年まではとてもできる気がしませんけど。すごい、妖怪だなと思いますね。

テリー すごいよね。

山本 いや、すごいですよ。なので、少なくともあと10年は健康体でいられるように。世の中が変われば交代したいですけど、時間かかるなと思いますね。

テリー いい顔してるよね。

山本 いやいや。ほんとですか。

テリー うん。相変わらず男前だよ。

山本 もし、そうならやりたいことやってるからかもしれませんね。誰かに言われて無理してるなら、たぶん続けてられないですけど、何が何でもやりたいっていう思いでやってるから、しんどいことでもやれてるんでしょうね。

ゲスト:山本太郎(やまもと・たろう)1974年、兵庫県生まれ。1991年、高校1年生時に「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の「ダンス甲子園」に出演し、芸能界入り。2011年の東日本大震災の後に反原発活動を開始。2013年、参議院議員選挙に東京選挙区より出馬し当選。以降、政党「生活の党と山本太郎となかまたち」などの共同代表を経て、2019年4月、「れいわ新選組」を旗揚げ、代表を務める。2021年、衆議院議員選挙に東京ブロックより出馬し当選。2022年、参議院議員選挙に出馬するため衆議院議員を辞職。同年、参議院議員選挙に東京選挙区より出馬し当選。原発問題、被曝問題、TPP問題、労働問題、社会保障制度改革、人々のための経済政策、表現の自由に関わる問題等に特に深く関わり活動中。

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