大幅減俸を提示された楽天を退団し、自由契約となった田中将大の先行きは、まだ不透明だ。ヤクルトなどが移籍先候補に挙がってはいるものの、積極的な球団は出てきていない。このままでは引き取り手なしで「浪人」「引退」がチラつくが、そこに「超意外な救世主」が現れた。なんと、あの明石家さんまだというのだ。
さんまは11月30日の「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で、田中とは親交があり、退団発表前日に直接報告を受けていたと明かした。その上で、田中の所属先についてトークを展開。
「本当にまだ決まってないみたいでね。本人は手ごたえとして『まだいける』って思ってると思う。マー君、頑張れ!」
各界に顔が広いさんまは、アスリートとの交流を多く持つ。田中に援護射撃する上で役立ちそうなのは、クリスマスイブの深夜特番「明石家サンタ」に「さんまファミリー」として、トナカイの格好での出演が定番化している、日本ハム・木田優夫GM代行だと、球界関係者は言う。
「チームの編成権は吉村浩チーム統括本部長が握っていますが、木田GM代行は、意見することができるポジションにいる。世話になっているさんまの『頼み』となれば、さすがに断れないでしょう。同じ吉本興業でマネージメントしているヤクルト・高津監督にかけ合うことだってできる。吉本入りと引き換えに、移籍を実現できる可能性は十分ありますよ」
いよいよとなって、妻の里田まいもよく知るさんまが「口利き」すれば、マー君のピンチを救うことができるかもしれないのだ。