韓国の人気女性グループ、NewJeans(ニュージーンズ)のメンバー5人が11月28日に会見し、最大手の音楽事務所HYBE傘下の所属事務所ADORとの専属契約を解除すると表明した。
今春から同グループの「育ての親」と言われる著名ディレクターのミン・ヒジン氏がADORの最高経営責任者(CEO)を解任されたことなどを受け、HYBEと対立が続いていた。会見でHYEINは言った。
「私たちの意思とは関係なく、しばらくNewJeansという名前を使えないかもしれない。しかし本質は変わらず、NewJeansという名前を諦めるつもりもない」
メンバーはミン氏の復職を望んでおり、HYBEに内容証明を送付。回答の期限が11月28日いっぱいだった。今やBTSと並んで、NewJeansはHYBEの看板グループ。
「もし契約解除の場合、契約に従って600億円の違約金を支払う必要があるとされていますが、常識的にはありえない事態。HYBEは収束に動かざるをえないのでは」(音楽業界関係者)
渦中のメンバーは、11月29日に「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演。これ以降も、11月30日の音楽の祭典「ベストアーティスト2024」(日本テレビ系)、12月4日の「2024FNS歌謡祭」(フジテレビ系)の第1夜に出演することになっている。
そして大晦日には、千葉・幕張メッセで開催される年末恒例の音楽フェス「COUNTDOWN JAPAN 24/25」への出演が予定されている。芸能記者が言う。
「グループ名が使えないなどの事態に陥ると、出演がなくなる可能性はありますが、いずれにせよ今後、NewJeasnへの新規オファーは消えるでしょう。というのも、HYBE社内では、いずれも『NHK紅白歌合戦』に出場するILLITもLE SSERAFIMもミン氏と訴訟合戦を繰り広げているので、NewJeansを起用した場合、両グループが使えなくなってしまう可能性がある。NewJeansの騒動が日本のテレビ各局に与える影響は甚大です」
騒動がどう推移するのか。テレビ界は大問題に悩まされることになった。
(高木光一)