ポスティングによるメジャーリーグ挑戦が決まった中日・小笠原慎之介について、球団幹部が手続きを完了させた。すでに同じタイミングでの移籍を目指すロッテ・佐々木朗希は、球団が12月10日未明に手続き完了の旨を発表。12月11日から、最大45日間の交渉が可能となっている。
今年は同じ左投手の今永昇太、右投手で活躍した山本由伸によって「日本人投手バブル」の波が起きている。
「この流れに乗って、契約までいけると思う。現在は7球団ほどが獲得調査をしていますが、実際にオファーを出すのは2~3球団になるのではないですか」(メジャー関係者)
問題は、日本球界で一度も10勝をマークできなかった小笠原が、本当にメジャーの世界で通用するのか。未知数としか言いようがないが、光明はあると、スポーツジャーナリストは言う。
「イニングをたくさん投げることができる投手、との認識はされています。四球で崩れた後に連続で痛打される癖があるのは難点。大量援護に恵まれるチームなら3失点しながら勝ち星を積み重ねられるでしょうが、中日のように貧打のチームだと、持ち味が発揮できない」
「打高投低」の球団に拾われるチャンスを待ちたい。