私の日課のひとつに「孤独のグルメ」の再放送を見るというのがあります。17時45分からという放送時間は夕飯を迎えるにあたって丁度よく、見終わる頃には五郎さんばりに「腹が減った」となるわけです。しかもここ数年、同じ時間帯に何度も再放送されているので、最初のドラマパートを見ただけで「○○のお店に入って、○○を食べる回だ」と店やメニューまでわかるようになってしまいましたが、わかっていても結局、最後まで見てしまう、それが「孤独のグルメ」の魅力なのです。
しかも今年10月からは、土曜深夜0時12分から「ドラマ24」枠にて「テレビ東京開局60周年連続ドラマ 孤独のグルメ特別編・それぞれの孤独のグルメ」が放送されている上に、大晦日には恒例の「孤独のグルメ2024大晦日スペシャル(仮)」が予定されている。テレ東の「孤独のグルメ」度は増すばかり。もはや「孤独のグルメ」専門チャンネルといった様相です。
さらに来年1月10日からは「劇映画 孤独のグルメ」が公開されます。こちらは主人公の井之頭五郎を演じる松重豊さんが監督と脚本も手掛けたということで、公開前から大いに話題になっています。
その松重さんが12月10日の「あさイチ」に出演し、冬のあったか煮込み料理の調理に挑戦していました。NHKの朝の番組で、テレ東の人気コンテンツの劇場版の宣伝とは、もはや「孤独のグルメ」は国民的ドラマと言っても過言ではありません。
「あさイチ」で松重さんが「中華風豚バラとネギの白湯煮込み」の調理中に、
「僕は学生時代に中華屋さんで、ラーメン屋さんで、下北沢のとこで働いてたんで。体の80%は中華料理でできています」
と話していました。
この中華屋さんというのは、下北沢にある町中華「珉亭」のことです。ここで松重さんと甲本ヒロトさん(ザ・クロマニヨンズ)が一緒にバイトをされていたことは、ファンの間では有名な話。「劇映画 孤独のグルメ」の主題歌がザ・クロマニヨンズの「空腹と俺」であることも、この事実を知ると非常に胸アツです。
40年前、お互いにまだ何者でもなかった時代にバイトしていた2人が夢を叶えてタッグを組む。なんて素敵な話でしょう。そんなわけでこの「珉亭」は、ファンにとっての聖地になっているのです。
で、そんな「珉亭」がカプセルトイになっていたことをご存知でしょうか。その名も「珉亭コレクションフィギュア」(TAMA-KYU/1回400円)。ラインナップは①江戸っ子ラーメン、②冷やし江戸っ子ラーメン、③チャーハン&スープ、④のれん、⑤珉亭の看板…この5種類です。
私は②のみゲットし損ねたのですが、欲しかったのれんや看板、そして珉亭の名物である赤い色をしたチャーハンをゲットして大満足です。夢を叶えるラッキーアイテムとして、見かけたら即、回してください。
(カプセルタロウ)