橋本環奈が栄養士を目指す主人公・米田結を演じるNHK連続テレビ小説「おむすび」。12月13日の第55回で結たちはめでたく栄養士の専門学校を卒業し、それぞれ社会へと旅立っていった。
前日の放送で、クラスメイトのモリモリこと森川学(小手伸也)が女性と密会する場面を目撃した結。翌日、サッチン=矢吹沙智(山本舞香)、カスミン=湯上佳純(平祐奈)とともに森川の不倫をなじるが、森川は実はバツイチで、10年前から独身だったことが判明する。森川はその女性と結婚し、弁当屋を開くと明かしたのだ。
こうしてクラスでただひとり、就職が決まっていない結だったが、星河電器の最終面接を見事にパスした。
面接で結は炊き出しの経験をアピールし、「高校時代にはスポーツ栄養学に興味を持ち」「専門学校時代にはアスリートのコンディション維持とパフォーマンス向上に関する栄養管理について独学しました」と説明したが、このシーンに苦笑するのはドラマウォッチャーだ。
「恋人である星河電器の社会人野球選手・四ツ木翔也(佐野勇斗)への個人的なアドバイスを、いいように脚色して語っていましたね。しかも独学ではなく、かなり周囲の助けを借りていたのに図々しいというか…」
後半、バックではB’zの主題歌「イルミネーション」が流れ、まるで最終回のような雰囲気が醸し出される。これを受けて視聴者がSNS上で反応したのが「ホントに今日が最終回ならよかったのに」「来週から新しい朝ドラやってくれないかな」というものだった。
次週からは社会の荒波に揉まれることになる結。視聴者をいい意味で裏切る活躍を見せてもらいたいが、さてどうなるか…。
(石見剣)