前妻との離婚成立を発表したのは、まだ記憶に新しい23年10月。てっきり、もう結婚生活はコリゴリなのかと思いきや、1年後の24年10月に料理研究家・花音(40)との21歳差の再婚を発表した。いやはや、幸せな日々を饒舌にのろける川﨑麻世(61)である。
─どこで知り合った?
川﨑 共通の知人がいて、出会いはボクの舞台の楽屋でした。その後に食事会があって、最初は友達になった。第一印象はおとなしそうな子だなって。女性としてまったく意識はしてなかったです。そのことを彼女は気にしていますが(笑)。
─意識するようになったきっかけは?
川﨑 話し合いが長引いた離婚の裁判が重くて。ストレスで声が出なくなる『機能性発声障害』を患いました。1人じゃどうにもならなくなって、彼女に相談するようになり、だんだん惹かれるようになった。「私の役目は(症状を)終わらせること」と献身的に言ってくれたんです。
─「結婚はもういいや」とはならなかった?
川﨑 実は、いずれまた結婚したいと思っていた。親も離婚をしているので、家庭に対して憧れもある。人を愛している時って幸せじゃないですか。決め手は彼女が「40までに結婚したい」と言っていたこと。
─料理研究家ということですが、手料理はおいしい?
川﨑 おいしすぎて、外食であまり感動することがなくなった。彼女は飲食店も経営しています。もう15年くらいやっているんです。
─料理研究家だけではなく「釣り師」という顔も持っている。
川﨑 かつては釣りアイドルとして活動していた。一緒に釣りにも行きますし、釣った魚を彼女が捌いて、ボクが寿司を握っています。まだ操船はしていませんが、船舶免許を取ったので、いずれは船で釣りに行きたいですね。
─新妻はお母さんとも仲がいい?
川﨑 25年1月で90歳になる母親は再婚をすごく喜んでくれました。妻も実家に帰った時に掃除をしてくれたり、普段から、料理を作っては真空パックにして、母親に送ってくれるんです。
─東京駅をバックにウエディング写真を撮影したようですね。
川﨑 結婚発表前に知人に頼んで撮ったのですが、野次馬が集まってきて、あるおばちゃんなど「今度はうまくやるのよ」って声をかけてくれたり(笑)、幸せになりますよ。
川﨑麻世(かわさき・まよ)1977年に歌手デビュー。NHK「レッツゴーヤング」などで人気を博したのち、ミュージカル俳優として活躍した。90年に結婚、長期の裁判を経ての離婚後に再婚。25年1月8〜12日、演出・主演・作詞・作曲・プロデュースを務める朗読ミュージカル「ある家族」が築地ブディストホールで上演される。