今季リーグぶっちぎりの最下位にあって、西武ライオンズのキャプテンとして気を吐いた源田壮亮。「プレミア12」でも存在感を示し、侍ジャパンの顔として活躍したが、まさかオフにこんんな大きな落とし穴が待ち構えていたとは…。
普段から「愛妻家」として知られていただけに、源田の本性を見たファンはドン引きだ。なにしろ、銀座高級クラブの女性と逢瀬を繰り返し、「プレミア12」の台湾遠征でも密会。不倫にどっぷりハマッていたのだから。
源田は妻で元乃木坂46・衛藤美彩と2人の子供を置いたまま、現在も家に帰っていないといい、ファンは「今すぐにでも土下座するべき」とアキレ返っている。
中には「スポーツ選手は女性にだらしなくても、結果さえ出してくれればいい」という昭和の感覚を持ち出すファンもいるようだが、さすがに今のご時世、共感を得ることは難しそうだ。
ここで思い出すのは、「鉄人」と呼ばれて1970年代後半から1980年代の広島黄金時代を築き上げる原動力となった衣笠祥雄の言葉だ。
衣笠は2018年に放送されたNHK-BSプレミアムのドキュメンタリー番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」のインタビューの終わりに、こんな言葉を口にしている。
「スポーツって誰に向けてしているんですか。誰に向けてしていると思う? 子供たちです。そこを忘れちゃダメなんです。スポーツの選手は、いつも子供の手本でなきゃダメなんです。将来、大きくなって、あんな人のようになりたい、だから頑張るんだと。そう思ってもらえるようなプレーヤーでなきゃいけないんですよ。子供たちが見て正しいと思ってくれる道しか、スポーツの選手は歩いちゃダメなんです」
2023年1月には埼玉・所沢市内の「こども食堂」を訪問し、子供たちとキャッチボールをするなどして交流を深めた源田。家族は当然ながら、応援してくれる子供たちを悲しませないためにも、今こそ鉄人の言葉を深く噛みしめてはどうか。
(ケン高田)