「ザ!世界仰天ニュース4時間SP」(日本テレビ系)に、やはり中居正広は全く映ってはいなかった。
元テレビ局女性への「9000万円性加害スキャンダル」で活動自粛を余儀なくされている中居の扱いについて、日本テレビは事前に「適切な対応をいたします」とした上で「総合的に判断をし、中居正広さんの出演シーンはカットして放送します」と明らかにしていた。
そのアナウンスのまま、実際のオンエアでは姿どころか、声も入っていなかった中居。ただしその分、編集にかなり苦心したことをうかがわせるような仕上がりに。放送作家が語る。
「オープニングの挨拶やゲスト紹介、さらにゲストトークの掛け合いも使えないため、すべてナレーション処理。昨年収録し、完パケした当時に入れていたワイプ画面も、中居だけ抜いて別のタレントに入れ替えなくてはならない。スタッフは正月返上で編集したことでしょう」
さてこうなると、各番組における中居の扱いであるが、
「日本テレビが『仰天』という人気コンテンツを手放すことは考えづらいので、笑福亭鶴瓶は残して、後任を探すことになるでしょう。陣内智則、くりぃむしちゅー・上田晋也、中居と親交のあるヒロミなど、お笑い芸人の候補はいくらでもいるでしょうが、中居のあとを受けてくれるかどうか」(前出・放送作家)
他局に目を向ければ、1月12日に放送が予定されていたのは「だれかtoなかい」(フジテレビ系)。中居の新しい「だれか」、つまり相方として岡田准一が選ばれ、すでに収録済みだったのだが、これも放送中止となっている。
「中居がいないとなれば、そのつながりでオファーを引き受けた岡田も出づらい。というより、お蔵入りになってしまったわけですから岡田は今後、出ることはないでしょう。新番組を立ち上げるか、全く別のタレント2人を立てて継続するほかはない。ただ今後、これまで番宣で出てくれた俳優なども、いわくつきの番組に出るのを躊躇するかもしれません」(テレビ制作スタッフ)
では「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)や「中居正広の土曜な会」(テレビ朝日系)はというと、
「『金スマ』も中居クラスのタレントを立て、タイトルは『金曜日のスマイルたちへ』に変更しつつ、番組は継続するでしょう。『土曜な会』もワイドショーという枠組みはそのままに、後任を立てればいい」(前出・テレビ制作スタッフ)
こうして速やかに、中居の代役が埋められていくのだろう。
(岡田けいご)