肥満の敵と思われているチョコレート。だが“チョコレートでは太らない”ばかりか、体重を減らす効果があるという説も、毎年のように発表されていることをご存知か。知っておきたいチョコレートの意外な効果を以下──。
チョコレート・ココア協会は、「チョコレート・ココア健康講座」でラットを使った実験をあげ「チョコレートでは太らない」と述べている。さらに、2012年の米医学誌「Archives of Internal Medicine」には、「チョコレートを食べる頻度が高い人ほどBMI(肥満指数)が低い」と発表されている。
チョコレートはもともとカカオ豆をすりつぶした飲み物で、古来「薬」だったように、カカオ豆にはカルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛などのミネラルがバランスよく含まれており、血糖値をすばやく上昇させる働きがある。食前にチョコレートをと食べることで、上昇した血糖値が満腹中枢を刺激し、食欲が抑えられるというのだ。
さらに、チョコレートに含まれる高分子ポリフェノールの一種、エピカテキンが筋肉を増やし、体重を減らすという実験結果もあり、ダイエット効果もあるともいう。
ただし、カカオ65%以上のチョコレートでないとこうした恩恵は受けられないとのこと。それでもダイエットでチョコをガマンしていた人には朗報だろう。