角界の「浄化」を目指して内幕を暴露しまくっている元貴闘力のYouTubeチャンネル「貴闘力部屋」だが、2月25日の投稿動画には元小結・千代大龍の明月院秀政氏が出演し、「八百長トーク」に花を咲かせた。
明月院氏は日体大時代に学生横綱のタイトルを獲得。鳴り物入りで角界入りし、2011年5月の技量審査場所で初土俵を踏んだ。2022年11月場所で引退してからは、東京・六本木に焼肉店を開業し、1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown」に参戦したりも。
ここで「八百長トーク」に目を移そう。
明月院「だいぶ減りましたよね」
元貴闘力「上位は全員やってたよな」
明月院「やってましたね。名前は言えないんですが。(八百長を受けた時の心境は)アタマおかしかったんで、上の人間にアタマ下げられて気持ち良くなちゃった」
では当時の「相場」はいかほどだったのかといえば、
明月院「今、だいぶ下がったんですけど、横綱、大関とか幕内は80(万円)、十両は50、仲良い人間だったら40、幕内でも50って時ありますね。三賞かかってる時や、小結に上がれるかもしれない時は100とか、そんな感じでしたね」
さらに支払い方法については、
明月院「いつまでに払えと前もって決めて、1日でも過ぎたらやらなかったり、次にちょっと多めに持って来いとか。27歳から34歳までのやった注射(=八百長)は全部、録音してます。どうしたいかっていうと、相撲界を辞めた後に絶対、事業とかギャンブルも好きなんで借金抱えると思ってたんで、いつか売ってちょっとでも金入ったらいいと思って」
とんでもない「爆弾」を持っていることが判明したが、相撲協会はこれまで、元貴闘力のYouTubeでの暴露をことごとく黙殺。このところ、明月院氏がレギュラーのようになっているが、さらなるとんでもない暴露があるかもしれない。
明月院氏から星を勝った力士や元力士は、戦々恐々のはずだ。
(高木光一)