黄金世代といえば、昨シーズンも臼井麗華(26)や天本ハルカ(26)が初優勝を飾り、15人が国内ツアーを制しているが、ミレニアム世代(00年度生まれ)も負けてはいない。
注目はルーキーイヤーだった昨年、ベストプレーをファンと選手の投票で決定する「BEST PLAY OF 2024」に輝いた政田夢乃(24)だ。
「この世代も逸材がゴロゴロといます。昨年、世界5大メジャーの1つ『エビアン選手権』で優勝した古江彩佳(24)を筆頭に、西村優菜(24)=国内6勝=、吉田優利(24)=国内3勝=が米ツアー参戦組で、昨年9月の『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』で悲願の初優勝を飾った安田祐香(24)を加え、この4人はアマ時代から〝四天王〟と呼ばれていました」(スポーツ紙記者)
そのため、19年のプロテストはマレにみる激戦だった。1つ下でパリ五輪4位の山下美夢有や、韓国のアン・シネ(34)も出場する中、政田は22位タイで1打差に泣いた。その後も体調を崩し棄権するなど、5回目のプロテストでやっと難関を突破した。
「昨シーズンはQTランク147位からのスタート。推薦出場が8試合限定という厳しい中、8月の『NEC軽井沢72ゴルフ』で1打差の2位タイ、『ニトリ・レディス』(4位タイ)では、JLPGAアワードのべストプレー賞に輝く華麗なショットを地元ファンの前で披露しました」(スポーツ紙記者)
最終日の16番パー3、ピンそばにピタッと寄せるティーショットは会心の一打だった。
「身長154センチと小柄で、平均飛距離が231ヤードという政田の武器は正確なショット。去年のパー3平均スコアは、22年、23年の女王に輝いた山下美夢有に次ぐ2位です。本人も『ピンを狙っていくショットが得意かな〜』と笑顔で話していました」(ゴルフライター)
今年のオフは千葉の成田で1人、ウェッジの練習に余念がなかったそうだが、
「特定のコーチやトレーナーを持たないのも〝政田流〟です。彼女は『自分で考えてやりたいタイプ』と話していますが、本音はお金でしょう。今シーズンはQTランク9位でフル参戦するとあって、すでに経費の心配をしていましたからね。昨年は2594万円を稼いでいますが、1人ファミレスで倹約していました」(ゴルフライター)
今年は初勝利、シード権獲得が目標の中、スポーツ紙カメラマンから、こんな期待の声が聞こえてきた。
「スポンサーさんも『前夜祭が楽しみ』と話していましたけど、スタイルのいい安田との〝ミニスカ競演〟は見ものです。安田は勝負カラーを緑から赤に変えるそうなので、試合でも真っ赤なインナースパッツのスコート姿でグリーンを彩ってほしいですね」