派手好き、声がデカい、あけすけ、おせっかい、厚かましい…。他県民が「大阪人」に対して抱くネガティブなイメージを濃縮還元したようなモモコ(ハイヒール)。あれが大阪人というか「大阪のおばちゃん」のステレオタイプだと思われては、地元民からすれば迷惑な話だ。
上沼恵美子も和田アキ子もたいがい苦手だが、モモコに至っては、苦手を通り越して拒否反応に近いものがある。
なんというか、彼女には品がないのだ。「お笑い」のためにあえてそう振舞っているというよりも、性根からくるものにしか見えない。その理由は、彼女がたびたび見せる、度を越えた「おねだり体質」にあるように思う。いや「おねだり」なんて可愛いものじゃない、「くれくれ」根性だ。
そんなモモコの意地汚さが露呈したのは、3月12日の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)でのこと。この日のテーマは「人見知りVSコミュ力お化け 大激論SP」で、モモコは「コミュ力お化け」側として出演した。常日頃からあんな言動をしているのだから、「うち、実は人見知りやねん」などと言うはずはない。ただ、モモコの場合、「コミュニケーション能力が高い」のではなくて、「図太い」だけでは、と思うが…。
MCの上田晋也(くりぃむしちゅー)とモモコのやりとりは、こんな感じだった。
「モモコさんとかどうですか、人と仲良くなる秘訣…でも多分、素でやってらっしゃるんでしょうしね、仲良くね」
「自分から(仲良くなろうと)いくし、ロケで農家に行ってトマトくれたりとかしたら、絶対、帰ったらすぐ礼状で『トマト美味しかったです』っていうのを送るんだけど。忘れたらアカンから、その季節になったら『去年、トマト美味しかったです』って(また礼状を送る)」
「ただのカツアゲじゃないですか、そんなの。お礼状はいつも何通ぐらい送ったりするんですか」
「いつも(毎年)800枚くらい」
ということは、少なくとも年間800件も「くれくれ」しているということなのか…。
そういえば、モモコは過去にこの番組に出演した際、「物くれへん人は大嫌いです」と言っていた。いやいや、むしろこちらから願い下げ。「頂き少女りりちゃん」ならぬ「くれくれおばちゃんモモコ」。最近、ちょくちょくキー局の番組で見かけるが、できれば箱根の山を越えないでほしい。
(堀江南/テレビソムリエ)