ダウンタウン・浜田雅功の一時休養が報じられた。所属事務所の発表によると、昨年末頃から体調不良が続いており、医師の助言を踏まえて、3月10日からしばらく活動を休止することになったという。
この時期に「休養」となれば、「オンラインカジノ」絡みでは…という疑念を抱かれかねないが、おそらくその線はなさそうだ。そもそも、40年以上も第一線で活躍し続けてきた浜ちゃん。すでに一生かかっても使い切れないほどの財産を蓄えており、いまさらカジノに興じるとも思えない。「フレンチクルーラー不倫」発覚以降、妻に財布の紐を握られ、お小遣い制になったというのなら別だが…。
浜田は現在、ダウンタウンの冠番組「ダウンタウンDX」「水曜日のダウンタウン」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」のほか、個人でも「ハマダ歌謡祭★オオカミ少年」「プレバト!!」「浜ちゃんが!」「ごぶごぶ」「ジャンクSPORT」など、多数のレギュラー番組を抱えており、各局がその対応に大わらわ、ということらしい。
が、視聴者からすれば、浜田の役割は「第〇回チキチキ〇〇レース!」などのタイトルを叫ぶとか、最後に「結果、発表~!」とこれまた大声で叫ぶのが主。例えば明石家さんまのように、マシンガントークを繰り広げるものではない。
なので、MC席にゴリラのぬいぐるみでも置いてお腹を押せば、浜ちゃんの声で「結果、発表~!」と叫ぶような仕掛けでも作っておけばコト足りる気がする。もはや番組の象徴のような存在で、実際に汗をかくのは後輩たちだったりするのだ。
なので、それすらできなくなったということが逆に心配で、よほど重病なのでは…と勘繰ってしまう。
実は相方・松本人志のことやらなにやらで、心労が重なったのかもしれない。その松本はこの4月から新たにプラットフォームを立ち上げ、「ダウンタウンチャンネル(仮)」なる有料配信を計画していた。「一発目は二人で」などと「ダウンタウン復活計画」を明かしていたが、それもどうなることか。いや、むしろ、それ自体が浜田の大きなプレッシャーになっていたのでは、とも考えられる。あるいは始まる前から失敗確定の「大阪万博」に、アンバサダーとして関わるのも嫌だったとか!?
浜田はいつの頃からか、腕に数珠を巻くようになり、その数は1本2本とだんだん増えていき、「織田無道か!」などと思ったものだ。そういうものにすがらなければならないほど、繊細なところがあるのかもしれない。
こうなれば、ゆっくり休養していただくとして、その間、浜ちゃんのモノマネでおなじみハリウリサと、松本のモノマネでおなじみのJPが組んで、ニセダウンタウンとして、その留守をあずかるというのはどうだろう。松本アレルギーの視聴者を、まずはJPで慣らしてみて…。浜田の窮地に、相方の動向が気になる。
(堀江南/テレビソムリエ)