芸能界ではちょっとした発言や行動が、大炎上につながることが珍しくない。しかし、その後の対応次第で好感度を爆上げするケースがあれば、火に油を注いで燃え続けるケースもある。
そんな中、見事に炎上を鎮火させたのが、かつては「炎上の女王」と呼ばれた辻希美だ。育児法から食事など、ブログやSNSの投稿が、ことごとく叩かれる。だが本人は気にせず、我が道を貫いた。
その結果、「アンチの声に負けない母」として支持を集め、気づけば最強のママタレ枠に収まっていたのだから面白い。今やファミリー向けYouTubeが大人気で、「結局、炎上してもブレなければ勝ち」というお手本のような存在となった。
加藤茶の妻・加藤綾菜も同様だ。45歳下ということもあり、結婚が保険金や遺産目当てだと総バッシングを受ける。実の母の携帯電話番号がネットにさらされたり、実家が特定されるなど、アンチが過激化。自転車にペンキが塗られ、木に吊り下げられていたという衝撃のエピソードは、あまりにも有名だ。だがここ数年は、高齢の夫を支える良き妻として好感度が爆上がりしているから、不思議である。
一方、現在進行形で炎上している者も。そのひとりがtimeleszの菊池風磨だ。新メンバーのオーディションを経て選ばれた原嘉孝が「自分が選ばれた理由」を聞かれた際、「ビジュアルです」と回答。すると菊池の「めちゃくちゃかっこいい。一番かっこいい」などとおだてるようなやり取りが「原くんの容姿をイジっている」として、批判的な声が上がる事態となったのである。
YouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」で菊池は、新メンバー加入後の自身の評価について「一変しました。マジで、この1カ月で」と切り出すと、「なんかもう…何やっても叩かれる」とこぼしたのだった。
炎上の火が燃え続けているのが、プロ雀士でありモデルの岡田紗佳だ。問題となったのは、麻雀のプロリーグ戦「Mリーグ」での暴言騒動。控え室のモニターで、伊藤友里のインタビューぶりを見ていた際、「ハキハキしゃべれんかね、麻雀のこと分からんくせに」とポツリ。このひと言が大炎上を招いたのだった。
伊藤は体調不良を理由に、レポーターを降板。岡田は「全部、私が悪いです」と全面的に謝罪したものの、いまだくすぶり続けている。
かように炎上中の彼らは、この火をどう消していくのか。
(魚住新司)