MLB東京シリーズのために来日したドジャースの大谷翔平はやはり、日本中に大フィーバーを起こした。ここでまたもや持ち上がったのが「大谷ハラスメント」だった。
これは「どのチャンネルをつけても大谷ばかり」という状況に、視聴者が若干の疲れを感じる現象を指す。そしてその波は、ものまね芸人「ミニタニ」にも押し寄せていた。
ミニタニは2006年に渡米し、アメリカンドリームを掴むため、コメディアン活動を開始。英語を学びながら舞台に立ち、映画のエキストラとして働く日々を送った。
そして2012年、ダルビッシュ有のモノマネ「ミニビッシュ」として活動開始。モノマネ芸を続けていたが、2021年からは大谷にシフト。乗っかり型の芸人として、その時々のスター選手に合わせる活動を展開してきた。
とはいえ、2022年からはエンゼルス、ドジャースの試合を全502試合も現地観するなど、その大谷愛は本物。だがここにきて、風当たりが強まり、「ミヤネ屋に出すな」「テレビに出てるからチャンネル替えた」といった声が聞かれるように。
「ミニタニってなんなの? 似てないし、どこに需要があるのか本当に謎」
「ダルビッシュで食ってたのに、全く似てない大谷を利用し始めたところに嫌悪感が半端ない」
「ミニタニっていつミニビッシュやめたの? 大谷のほうが儲かるから乗り換えたんだろうけど、似てなさすぎてキツイ」
…などなど、厳しい批判が渦巻いているのだ。
とはいえ、大谷の経済効果は莫大で、「ひるおび」(TBS系)ではドジャースの来日による経済効果を約40億円と試算。さらにホームラン1本で広告効果が1億円から2億円アップするとされる。
大谷フィーバーの波に乗るミニタニ。ハラスメント込みで展開していくしかない。
(魚住新司)