11月9日の大統領選で勝利を収めたドナルド・ジョン・トランプ氏。全米各地で抗議デモが起きている最中、日本の芸能界でも大きな波紋を呼んでいる。
「芸人の間ではトランプの“ものまね合戦”が起こっています。新たな米大統領が誕生したことによって、一山当てようというわけです」(テレビ局関係者)
まずは、オバマ大統領のモノマネで知られるデンジャラスのノッチだ。彼はさっそくトランプのものまねをするために、金髪のかつらを購入したことをブログで報告。「オバマさんから、トランプ氏へチェンジする準備は出来ました。後は、似ているかどうか…」と語った。
また、ますだおかだの岡田圭右は、10日放送の「PON!」(日本テレビ)で「トランプさんが決まったことによって、各お笑い事務所にトランプ芸人が続々出てきている。ここからもう一つの選挙が始まる」とコメント。事実、共演した椿鬼奴によると、レイザーラモンRGを挙げて「吉本はRGさんが一歩リードしている」と宣言。また、ワタナベエンターテイメントのビビる大木は「ゴルゴさんとか(ものまねを)やらないですかね」と事務所の先輩を推した。
そんななか、トランプ当選によりとんだとばっちりを受けた芸人もいる。
「11日に放送されたラジオ番組『バナナマンのバナナムーンGOLD』では、設楽統がピース綾部祐二が予定していた渡米の計画を見直していることを明かしていました」(女性誌記者)
綾部は10月18日にハリウッド・スターを目指してアメリカへ移住すべく、緊急記者会見を開いていた。しかし、トランプが他国からの移民に強い懸念を示していることに不安を感じていると、設楽に話していたという。
「トランプが当選したことにより、綾部の心配は現実味を帯びてきています。綾部は『記者会見まで開いたのに行けなくなったら、すげぇかっこ悪い』と設楽に話していたようです。しかし、そうなってしまったら、綾部は再び記者会見を開くと豪語しています」(前出・女性誌記者)
全米のみならず、世界を揺るがせたアメリカ大統領選。お笑い界の余波は、当分の間続きそうだ。