タレントぞろいのフジテレビで異彩を放っているのが、佐久間みなみアナ(27)だ。キャスターを務める「全力!脱力タイムズ」ではゲストのお笑い芸人を冷たく突き放すシリアスな演技が光っている。
「芸人をイジるくだりでは決して笑うことなく、まるでゴミを見るかのような目力で、気持ち悪さを表現。結果、それが予定調和の笑いにつながるのですが、ツンとした雰囲気を見ていると、クールな役柄もうまくこなしてくれそうな気がします」(丸山氏)
フジでは井上清華アナ(29)も21年に「めざましテレビ」内のミニドラマ「めぐる。」で女優デビューを果たしている。
「初めてのドラマ出演は本人役だったため、役作りの必要はありませんでしたが、共演者の三田佳子(83)ら名だたる俳優からアドバイスを受けていました。自然体の演技は局内で高評価でした」(フジテレビ関係者)
山村美智(68)や八木亜希子(59)ら名女優を輩出したフジから、新たな才能が羽ばたく日は近い!?
新人部門にノミネートされたのは、24年に入社したテレビ東京の松澤亜海アナ(23)。昨年12月14日に放送された「モヤモヤさまぁ~ず2」では学生服を着た放送作家をカレシ役に仕立て寸劇を披露。他の女性に見惚れていた男をビンタで戒めてオチをつけた。
「ビンタする瞬間に体が自然と跳び上がっているように見えました。このジャンピング平手打ちから伝わるのはバツグンの運動センス。特技は小さい頃から習ってきた新体操。番組のロケ中に、リボンを渡されると、クルクルと回って美しい演技を披露していました。しなやかな新体操ボディと強烈ビンタのギャップに萌えるファンが急増。今後も熱視線を集めそうです」(平田氏)
日本テレビの水卜麻美アナ(37)を猛プッシュするのは竹下氏だ。19年8月放送の「THE突破ファイル」の再現VTRに出演した際の演技を振り返る。
「不埒な賽銭泥棒を追い詰める婦人警官という役どころ。犯人を追いかけるシーンでは鈍足に目が行ってしまいましたが、セリフ回しは完璧で、熱のこもった演技に番組MCの内村光良(60)も『うまい!』と絶賛していました。それ以降、ドラマ出演はありません。しかし、23年に結婚した夫は人気俳優の中村倫也(38)。演技のコツを教えてもらうこともできますし、フリー転向したら、ドラマにCMにと夫婦共演のオファーが殺到するでしょう」
再現ドラマ部門で文句ナシの戴冠となった。