とりわけ、悪目立ちしたのが「大谷フィーバー」におんぶにだっこのテレビ局だった。MLB担当記者が明かす。
「テレビ東京の記者が、開幕戦後にロッカー付近を歩いていた大谷に真美子夫人について〝直撃〟するルール違反を犯してしまったんです。もちろん、大谷からドジャースを通してクレームが入れられました。さらに、フジテレビのスタッフがデーブ・ロバーツ監督(52)ら首脳陣に、『フリーマンが試合に出なかった理由は?』などとしつこく問いただしたこともドジャースの態度を硬化させたといいます。大谷の新居報道でミソをつけたフジの面目躍如ということですね(笑)」
ちなみに、フジテレビとドジャースの因縁は積もりに積もっていて、
「ワールドシリーズ優勝後に報道陣からインタビューを受ける大谷が、フジのレポーターとして現地取材していた元木大介氏に嫌な顔を見せた映像は有名です。当初は、元木氏が大谷のポルシェを勝手に撮影して自身のSNSに投稿したことが原因だと思われていましたが、真相は違います。実は元木氏の横にいた取材クルーの中に大谷の新居を撮影したスタッフがいたんです。ドジャースから出禁扱いなのに、ポストシーズンの取材申請がMLB管轄だったので紛れ込んでいたわけです」(スポーツ紙デスク)
いずれにせよ、大谷を撮影するのに躍起な日本のメディアがドジャースを怒らせたのは事実。気の毒なのは米国から駆け付けた大谷の番記者たちだろう。
「開幕2戦目にホームランを打ったのに大谷は取材対応はなし。そのまま米国にとんぼ返りしてしまいました。現地のドジャース担当記者からは『アイツはなんなんだ?』と不満が聞こえてきますし、日本人の担当記者の中には、『高い経費を使って帰国させているのにどうなっているんだ?』と上司から皮肉を言われるケースもあったようです」(MLB担当記者)
それでも、世間と同じくメディアも〝オオタニさんオール与党〟なのが悩ましいところだ。
「不満をXでつぶやくわけにもいきません。ドジャースも大谷ら日本人選手にプレッシャーがかからないように、現地でも過度な報道規制を敷いています。オリックス時代に気さくにコミュニケーションを取れた山本由伸(26)も例外ではありません。まともに肉声を聞けるのは会見や球団広報立ち合いの囲み取材のみ。『通り一遍のインタビューだけでは早々に飽きられてしまう』と明かすMLB関係者も少なくありません」(MLB担当記者)
開幕戦は世帯平均で31.2%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と高視聴率を記録したが、所詮は瞬間風速にすぎない。