サッカー元日本代表で「ジーニアス」の愛称で呼ばれた柿谷曜一朗氏が、これまで対戦した中で最も強かったチームを、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルで明らかにした。
柿谷氏が世界最長のチームとして挙げたのは、スペインのレアル・マドリード。スイスのFCバーゼルに所属していた時、チャンピオンズリーグでレアルと対戦した。
「やばかった。バリ強かった。いろんな強いチームを見てきましたけど、そん時のレアルはやばかったですね。ぶっちりぎりで強かった」
そう絶賛するのも当然である。なにしろメンバーがすごいのだ。
GKはカシージャス(スペイン代表)、DFは左からマルセロ(ブラジル代表)、セルヒオ・ラモス(スペイン代表)、ペペ(ポルトガル代表)、ナチョ・フェルナンデス(スペイン代表)。中盤はトニ・クロース(ドイツ代表)、ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表)、ルカ・モドリッチ(クロアチア代表)。そして3トップがクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)、ベンゼマ(フランス代表)、ベイル(ウェールズ代表)。代表選手がずらりと揃うのだ。
そんなスターの中でも特にすごかったのが、モドリッチだといい、
「まず、ミスがない。運動量もすごくて、どこにでも顔を出す。タッチの無駄がない。空間を全て支配しているって、こういう人のことを言うんだな。漫画みたいなたとえしかできない。速いんです。瞬間的にも速い。体も強い。大きく見えないんですけど、上手いんですよ。体の当て方とか。リアルに周りにオーラがあるような感じです」
とにかく諸手を挙げての絶賛なのだった。
ただすごい選手だらけというだけでなく、人間的にもすぐれていたそうで、こんなエピソードを柿谷氏は明らかにした。
「(スタジアムは)やばいですよ。自分はその時ベンチで、アップする場所に行ったら周りのスペイン人が俺の方を見て指さして『日本人が』みたいな感じで笑ってる。それをマルセロが怒ってくれて。僕、マルセロのこと好きになりました」
名実ともに世界一のチームと言えるだろう。
(鈴木誠)