定番のユニフォームやタオル、メガホン以外にも各球団の個性が出るのが、野球の応援グッズ。特に広島のものは「球回一自由でぶっ飛んでいる」と評判で、矢野雅哉を模した「カープはにわ 踊る矢野」などは販売を開始した途端、真っ先に売り切れになるほどだ。
いや、「クセ強め」なグッズはなにも、広島の専売特許ではない。西武の公式オンラインストアで売れているのは「ビッグチェーンネックレス」3900円だ。極太かつ金ピカなチェーン状のネックレスに、人の顔ほどのレオのチャームが取り付けられたアイテムで、観戦時にユニフォームの上からかけると、とにかく目立つこと間違いなしなのである。
実際にどのくらい爆売れしているかというと、3月19日から4月3日の期間中に購入したものが順次発送されている状況で、一部の実店舗ではわずかに在庫が残っているものの、オンラインでは売り切れ。4月19日には決勝打を放ったセデーニョがネックレスを首にかけて、ヒーローインタビューのお立ち台に上がった。
実はこの商品、元西武のG.G.佐藤氏がイベントで紹介した際に「#クソデカネックレス」とハッシュタグを添えてXに投稿したことで、「クソデカネックレス」という、そのままのユニークな呼び名が生まれた。マスクを着けた姿で「絶対バレたくない」と投稿した佐藤氏だったが、ファンからは「即バレですよ」というコメントが。
シンプルながらもインパクトは絶大で、今では選手の本塁打パフォーマンスの必需品となっている。近頃はロッテも「Marines」のビッグロゴが入ったネックレスを発売し、即完売の人気グッズになっている。
ファン受けがよく、とにかく目立つので、今後は他球団からも同様の商品が発売されるかもしれない。
(ケン高田)