持ち運びにくい文具の代表といえるのが“付せん”だ。これまでも付せんを携帯するための方法として、手帳やノートに貼り付けられる薄型の付せんパックだったり、モノとして愛着を持ちやすくなる革製の専用ケースなどがあったが、そこに新たな解決策となる商品が登場した。
それが、4月21日発売予定の「PENtONE(ペントネ)」という付せんだ。付せん自体をペン型の本体に入れてしまうことで、ペンケースに入れやすくなり持ち運びやすくしているのだ。本体サイズは高さ140ミリ、直径11.2ミリ(最大部は14ミリ)と、実際にペンと同様のサイズ。ここにメーカーが独自開発したという小巻フィルム付せんが3巻入っている。1本に入る付せんは約210枚分(1枚分42×12ミリ)と大容量だ。
「そもそもペンケースの中がかさばったり、取り出しにくいものがあったりする最大の原因は、“ペンと違う形状のものが入っている”ことなんです。実際ペン型でない消しゴムは取り出しにくかったりした経験ありますよね。ペン型だとデスクでもペンたてに立てておけるし、いざというときに付せんがみつからない、ということもなくなると思います」(文房具ライター)
さらにペントネはロール型の付せんには珍しく、付せんをカットしやすいようにマイクロミシン目が入っているという。
「1枚引き出すごとにピタッと止まって切り取りやすいです。本の参考箇所などに貼るブックマークとしての付せんの使い方としては、この小さいサイズで十分ですが、大判付せんとしてメモを取りたいなら、何枚分かを引き出して好きなサイズで切り取るということもできます。さらに“センターのり加工”という、付せんの上下両端にのりがついていない仕様により、ブックマークなどに使う場合にも、粘着面が本などの端から出ないためストレスもない。これ一本で目印やメモ、手帳へのToDoリスト作成などさまざまな使い方ができます」(前出・文房具ライター)
付せんを使い切っても、専用の詰め替え用付箋(リフィル)も同時発売されるので、ガンガン使えるというのも魅力。もともとは女性用に開発されたという商品だが、文字を書き込みやすい無地柄・方眼柄もあるので、男性でも違和感なく使えるだろう。
カンミ堂「PENtONE(ペントネ)」