3月2日に自身が手がけるブランド「MAISON DE REEFUR(メゾン ド リーファー)」を年内で全6店舗を閉店すると発表した梨花。
同ブランドショップは2012年4月に代官山でオープン。オープン当日は開店前から長蛇の列ができ、2000枚以上の整理券を配布して入店制限をかけるほどの大反響となった。その後も来店客は絶えず、1週間で1万人以上、1年間で35万人が来店。同ブランド商品が入手困難だった時期もあり、ネットオークションで5倍以上の値段で落札されることもあったという。大人の女性に向けたシンプルなカジュアル路線を提唱するライフスタイルショップで、新宿、池袋をはじめ、名古屋、横浜、博多など全国展開していた。
「アパレル業界ではブランドを立ち上げて10年たつと、オープン当初の顧客の年齢が上がって顧客離れが起き、新規顧客の開拓を余儀なくされるため“10年の壁は厚い”と言われているんです。梨花も自身のインスタグラムで《正直、数年悩んでいたので このように決断し、皆様に発表できた今はとても大きな安堵と何か清々しい気持ちでいっぱいです》と明かしていますが、それが正直な気持ちなのでは。世の中では“プチプラファッション”や“高見えアイテム”など、安いアイテムでもステキに見せるコーディネート術や安価でも高価に見えるアイテムの選び方が叫ばれている中、ルームウエア2万円、ノート1890円、付箋945円、クリアファイル472円(すべて税込み価格)など、強気な価格帯の商品が多いブランドだったので、当然の結果といえる部分もあると思います」(ファッション誌編集者)
2013年には月商1億円といわれていた同ブランド。「おしゃれ番長」と呼ばれていた梨花にはそのセンスを活かし、また何か新しい事業にチャレンジしてほしいものだ。