7月5日からスタートする主演ドラマ「ある日、アヒルバス」(NHK BSプレミアム)に関する取材で発したとされる“失言”によって、藤原紀香がインターネット上で“炎上”の憂き目にあっている。
同ドラマで、紀香は職を失いローンに追い立てられているところをバスガイドとしてスカウトされたアラフォー女性を演じているが、一部スポーツ紙の取材に対して、
「ヒロインはボロボロの女性。底辺にいる藤原紀香が見られます」
とコメントしたと報じられたことで、ネット上では〈バスガイドに転職した女性が底辺ってこと?〉〈40歳で失業した独身女性を“底辺”って見下しているの?〉といった批判が殺到しているのだ。
当の紀香は自身のブログで、「バスガイドが底辺だとか、40歳独身女性が底辺だとか、そんな言葉は一言も発していませんし、底辺の自分を見なさい、なんてこと言うわけないので放っておきましたら。。。書かれた見出しが一人歩きしているみたいなので、とほほです〉と否定した。
今回の騒動について、スポーツ紙のデスクはこう語る。
「この手のスポーツ紙に掲載される“番宣記事”に関しては、本人というより所属事務所サイドや制作サイドが本人の立場を考えて適切なコメントを用意するケースがほとんど。時間に余裕があれば本人に確認をとるケースもありますが、原稿の締め切りの関係で急いでいる場合は、本人にノーチェックで記事になることもあるくらいですからね。今回の騒動に関しても、本人はほとんど関知していなかったのでは。そうだとしたら、紀香さんにとってはトバッチリもいいところでしょう」
とはいえ、リスク回避の点からいえば、今回の紀香の対応には疑問の余地もある。ネット事情に詳しいITジャーナリストはこう指摘する。
「ブログでハッキリと否定した点や騒動になったことについて謝罪している点は評価できますが、〈真実ではないことが、広まっていく。。。ネット社会の恐ろしさですね〉というコメントは正直余計だと思います。悔しい気持ちはわかりますが、ネット社会を否定することは、結果的にこうした炎上に絡んでいるネット民をさらに刺激することになる。ただでさえ、紀香さんはネット民から見れば批判の的にされやすいキャラクターでもありますし、無用に刺激することは火に油を注ぐことにもなりかねませんからね」
いずれにせよ“ドラマの宣伝”になったことは間違いなさそうだが‥‥。