4月11日に3年ぶりのレギュラー放送が始まった「ブラタモリ」(NHK)が好調だ。第4シリーズにあたる今回、初回放送は平均視聴率10.0%をマーク。民放の人気番組がひしめくゴールデンタイムで2ケタ台の視聴率は、健闘どころか脅威とさえ言えるだろう。
その「ブラタモリ」でタモリの新たなパートナーとなったのが、入局6年目の桑子真帆アナウンサー。第3シリーズまで出演していた久保田祐佳アナがNHKきっての美人アナという呼び声が高いのに対し、桑子アナは落ち着いた親しみやすさがウリとなっている。
「桑子アナは広島放送局時代、BSプレミアムの子供向けバラエティ番組『ワラッチャオ!』にお姉さん役で出演し、被り物や一発ギャグにも果敢に挑戦していました。その姿がパパママたちの共感を呼び、ファミリー世代からかなりの人気を得ています。バランス感覚がよく、誰にでも好かれるタイプだと感じますね」(幼児誌ライター)
「ブラタモリ」の記者発表会では、タモリから「自分はアナウンサーであるということを忘れていただきたい」というアドバイスをもらった桑子アナ。さらにタモリは、「私は高低差ファンで、俗に“ダンサー”(段差)と言われております」と語って記者を笑わせたが、目の前の桑子アナが“ダンサー”であることはご存知だったろうか。
実は桑子アナ、東京外国語大学で“ブラジル研究会”に所属し、サンバに親しんでいた経歴を持つのである。この“ブラ研”は、浅草サンバカーニバルで優勝したチームのメンバーも所属するという、サンバ界ではかなり有名な存在。学園祭の“外語祭”ではサンバハウスというライブハウスを建て、5日間ぶっ通しで演奏するという、なかなかハードな部活動なのである。
「地元の府中市民には外語祭のサンバハウスは有名ですよ。目の前で現役女子大生が露出の激しい衣装で踊ってくれるので、子連れのお父さんが鼻の下を伸ばして楽しんでます」(地元住人)
桑子アナが実際にどの程度活動していたのかは定かではないが、サンバに慣れ親しんでいたのは事実。しかもサンバ界には経験の豊富なベテラン勢も多く、桑子アナも年配者への気遣いに長けていたことは容易に想像できる。
「ブラタモリ」の初回放送では、さっそくタモリとの相性の良さを見せていた桑子アナ。次の放送では、彼女の表情や仕草にもぜひ注目してみてはいかがだろうか。