7月6日放送のバラエティ番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(テレビ東京系)に、お笑いコンビ・8.6秒バズーカーが出演。所属する吉本興業史上最速の単独公演、DVDリリースに輝いた過去を振り返った。田中シングルとはまやねんの2人が、MCのネプチューン・名倉潤や次長課長の河本準一らを相手にかつての「栄光の日々」を明かした。
8.6秒バズーカーは2014年末にリズムネタ「ラッスンゴレライ」でブレイク。全盛期の2015年は、雑誌の取材やテレビ収録など1日最高21本の仕事をこなしたこともあるという。「朝の情報番組にはじまり、記者会見をしたり、いろんな番組の取材をやったり、タクシーで移動する間も助手席から取材された」そうで睡眠時間も1時間、あるいは、一睡もせずにシャワーを浴びるためだけに、ホテルに戻り次の仕事先に出発するのが普通だったとか。
売れっ子時代にインタビュー取材した芸能ライターが言う。
「ものすごい忙しさで、1週間に何度も東京と大阪をとんぼ返りで往復する日々だったそうです。毎日夜中までびっしり仕事がつまっていることを嘆き、とにかく眠りたいと訴えてました。点滴や注射を打ち、乗り切ってたんです。人前でサングラスをはずさなかったのは、今考えてみると充血した白目や目の下のクマを隠すためということもあったんでしょう」
2人が手にした最高月収はひとり500万円。それも「(しゃべる)LINEスタンプが売れたので、それがボンッと入ってきた」ためで、臨時収入込みの破格の金額だったようだ。2015年の流行語大賞にノミネートされるほど売れたが、次第に人気が落ち、今では滅多にテレビで姿を見かけなくなったのだ。今、いくら稼いでいるのかについては、「先々月70万円、先月30万円、今月50万円」と明かしていた。
30万円だった先月は「ヤバイ!このまま(消えて)なくなると思いました」と自ら笑いにしていたが、
「本業よりバイトが主な収入源という芸人も多い中、まだずいぶん恵まれているほうですよ。やはり持ちネタ、それも子供に人気のあるリズムネタがあるのは強いですよね。吉本は全国に劇場を持ってますから、仕事が途切れることもない。こうやって売れっ子芸人時代の話題で仕事も舞い込んでくるし…ガッチリ稼げてるんじゃないでしょうか」(スポーツ紙記者)
体を壊すほど忙しくならず、今のご時勢で決して貧乏というほどではない毎月の収入。むしろベストな状況だったりして。
(塩勢知央)