このたび独占入手したのは、世間の“ブーム”を作り出し、モノやヒトを売り出すプロたる大手広告代理店が詳細なリサーチから導き出した、民放局女子アナの「格付け査定データ」。そこには容姿端麗、頭脳明晰なテレビの華たちの「商品価値」が、どこまでもシビアな目線ではじき出されていた!
昨年末に発表された「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)では、日本テレビの水卜麻美アナ(31)が5連覇を達成。元フジテレビの高島彩(39)に続く、史上2人目の殿堂入りを果たした。
そのため現状は、水卜アナの「独り勝ち」状態にも見える。実は近年、かつての「ひょうきんアナ」や「フジテレビ3人娘」などの爆発的な女子アナブームに比べると少々目立たないものの、業界内では再び女子アナが脚光を集める機運が高まっている。キー局プロデューサーが解説する。
「理由の一つは、視聴率の低下から番組の制作費が各局とも抑えられていること。女子アナはテレビ局という会社のサラリーマンですからね。タレントをキャスティングするよりもはるかに安上がりで、MCのサポートをさせるにあたっても、能力的に計算が立つ。いいことずくめです」
女子アナの重要度が増した結果、番組のスポンサーやテレビ局の編成担当者は新たな情報を求めて奔走中だ。「どの女子アナを起用すべきか、すべきでないか」。それを受けて大手広告代理店が作成した部外秘の隠密データが、今回公開する「格付け査定」のランキングなのだ。大手広告代理店関係者が、匿名を条件に語る。
「スポンサーは特に、冠番組と言われる企業名が表に来るような番組では、レギュラー出演者のみならずゲストのセレクトにも大きく口を出すほどキャスティングへの影響力が強い。同業他社のCMに出演するタレントなどは、まず使われません。一方で女子アナはライバル企業へのCMに出ることもないわけで、いわば無味無臭だから使いやすい。そこで、CMを見てもらうと同時に、その番組をスポンサードしているというイメージアップ効果も得たい企業サイドから『女子アナの好感度や総合評価を数値化してほしい』との要望が上がり始めたのです。局関係者からも同時多発的に『うちの女子アナのリアルな評価を知りたい』という依頼もあり、そうした背景からこのランキングが作成されることになりました」
評価するのは「容姿」「技術」「人気」「評判」「現状」「将来」の6項目。一般視聴者やテレビ局関係者、番組制作会社などへのアンケートをもとに採点されたという。さっそくそのランキングを見ていこう。