「デタラメだと思いますが、自慢げに『俺、藤井リナや、沢尻エリカとも関係がある』とか、やたらと有名人の名前をあげて吹聴してましたね」
こう明かすのは、渋谷で声をかけてきたカメラマンを介してオリベッティ容疑者と知り合ったE菜さんだ。
モデルに興味があった彼女と初対面した同容疑者は、すぐに体のラインを見るとの名目でコートを脱がせると、
「いいカラダしてんじゃん」
と外道な顔をして言ったという。
E菜さんが80万円支払うことで契約しようということになり、後日、2人は会った。多忙なところを見せて業界での力を誇示するかのように、テレビや雑誌の関係者との打ち合わせと称して彼女を引っ張り回したオリベッティ容疑者は、移動中のタクシー内で、「俺の女になれ」としつこく迫ったという。E菜さんがホテルへの誘いを断ると、新宿で降りて帰宅するはずだったのに、なんと車内でボディタッチを開始。ズボンの中に手まで入れてきたという。
「運転手さんに聞かれたら恥ずかしいので黙っていたんですが、興奮してきた田代が急に『代々木公園でいいです』と告げて新宿の手前で停車させました。私を歩道橋まで連れて行くと体中を触ってきて、服の中まで手を入れてきた。まだ夕暮れ時ですよ。そして、私を踊り場の手すりに押しつけて、下半身まで出すんです。勃ってました。私も半分脱がされたような状態で、右手でいじられて‥‥。ただ最後は、無理やりしようとしてきたんですが、その前に自分の左手で触っていた刺激に耐えられなかったのか、勝手にハテちゃったんです。『ティッシュあげるよ』って言ったら、『いらない』って(笑)」(E菜さん)
モデル志望の美女を見れば己の欲の対象とし、金を巻き上げ続けた。そして自身は世田谷区深沢という高級住宅街のマンションで、jiggyの専属モデルもしていた妻と悠々自適の暮らしをしていたという。
「金に対する執着も異常で、出資を約束していたテレビ番組やファッションショー、jiggyの編集スタッフらに未払いを続け、果ては事務所の家賃や備品などの支払いも滞らせて追い出された。被害者たちもそれぞれ集団で田代を告訴しようと動いていたやさき、一足早く今回の逮捕となったんです」(ファッション業界関係者)
警視庁はオリベッティ容疑者の余罪を深く追及していくようだが、この懲りない外道は叩けばいくらでもホコリが出そうである。